稲作民俗の源流 Folk customs of rice growing i 〜ふるさと京田辺市〜Native・Place Kyo-Tanabe-city 小泉芳孝 南山城、山本の宮座と講 The Miyaza of Sake Shrine, 1、はじめに 2、村・神社・寺堂 佐牙神社の変遷 神宮寺と寿宝寺 3、宮座の組織と構成 座入り 太夫・中老・若座衆 神主 氏子 4. 宮座と行事 年中行事 佐牙神社の特殊神饌 5. 宮座と芸能 能と神楽 額絵馬 6. 宮座と講の交流 山本村の講 現存する山本村の講 伊勢講 愛宕講 日待ち講 念仏講 大師講 講の形態 7. むすび お問合せ 田辺町郷土史会 「筒城」第38〜42 京田辺市 田辺中央公民館内 0774-62-2552 神職装束について、巫女の装束は代について(淨衣と緋袴) 山本村の寺院・民俗 Tenple・Folk-lore of Yamamoto village 寿宝寺改築完成記念 作成 京田辺町郷土史会 山本地区 平成10年1月(1998)「寿宝寺」のバンフから 1. はじめに 2. 高野山真言宗金剛峯寺派 寿宝寺 寿宝寺の位置 沿革 寿宝寺の宝物 神仏習合 3. 日本の十一面千手観音像 日本三大傑作の十一面千手千眼観音立像 寿宝寺の十一面千手千眼観音立像の姿 十一面千手観音の心 4. 寿宝寺の「五大明王像」 日本に現存する五大明王像 五大明王像「降三世明王」と「金剛夜叉明王」の修理 寿宝寺「五大明王像」の特色 5. 山本村の葬送儀礼 土葬の方法 葬送当日の準備 鶴 草履 前火 辻ろう 団子 顔隠し 檜笠寿 寿宝寺の十一面千手千眼観音立像 紙花 土葬の葬式 葬列順序 死者の先祖供養 初七日 五七日 七七日 初盆「新棚」 一周忌 納骨 6. 蓮華寺・西蓮寺の変遷 真言宗蓮華寺 松寿院西蓮寺 山本小学校と西蓮寺 7. 山本村の日待講 五つの「日待講」 上北之垣内の「日待講」 オコナイ トンド トンド作り 竹の組み立て方 作り方 袴作り トンドを炊く前の準備 準備完了 8. 山本村の愛宕講 愛宕神社 常夜燈 月参り順番表 9. おわりに 上記内容の詳細は、下記の本で御覧になれます。 題名『稲作民俗の源流―日本・インドネシアー』 ※お読みになった方からメールをいただきました。 ========== 切取り線 ============ 切取り線 ====
特別特価(筆者発送分のみ) 定価5000円+消費税を、4000円(本の郵送料+消費税は当方負担)に ー著者直接の、予約申込ー 名 前 4000円(本代+郵送料+封筒込み)を下記の郵便振込 講座番号へお送りください。 『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389 加入社名 小泉芳孝隼人サミット「古代隼人文化を語る」 鹿児島県隼人町 目 的 隼人町一帯は古代日向国の大隅、阿多の中央に位置し、曽の国と呼ばれていました。 この地域は一宮正八幡宮である鹿児島神宮を持ち、海幸・山幸伝説など神武東征に係る伝説が数多く存在します。鹿児島神宮には、山幸が龍宮から持ち帰ったとされる、潮満玉と潮引き玉が保管されていると言われています。また、天皇の即位の礼に舞われるとされる隼人舞も千年もの時代を経た現在でも受け継がれていると言われます。 この隼人舞が庶民化し、祭事などで舞われ、せばる隼人舞・京田辺市の隼人舞、さらに猿楽・能楽へと進化したものと言われています。これらの事が物語る古代隼人の文化とは、古代日本の形成に大きく影響した事が伺えます。 今回の隼人サミットでは、隼人に関する講演やシンポジウムのほか京田辺市の隼人舞や鹿児島神宮の隼人舞の競演を予定しています。シンポジウムでは、考古学者や隼人研究者それに民俗学者らとともに、隼人の竹と文化、機内隼人の歴史、海幸・山幸の神話それに隼人と竹取物語との関係などの隼人の文化を掘り起こすことになっています。 開 催 日 : 平成16年8月1日(日) サミット出演者 《参加者略歴》 近々、このサミットの発言を記した立派な冊子が隼人町から発行されます。2005.05.22 シンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」開催
京都地名研究会、 開催日: 平成15年10月19日(日) 時 間: 午前10時〜16時30分 場 所: 京田辺市立中部住民センター メインホール(収容人員200人以上) 〒610−0311京都府京田辺市草内美泥22−2 0774−64−8810 来聴歓迎(事前申し込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収) パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑 斎藤幸雄 シンポジウムの司会 古川 章 内容 1.神功皇后伝説は、伝説でなく山城を本拠地にして居住していた。 2.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐之媛」は、日本最初の養蚕技術を持ち込んだところ。 3.継体天皇「筒城宮」は、息長氏(渡来人)の南山城と深い関係があり筒木に来た。 4.『竹取物語』のかぐや姫は、筒木を舞台にして書きあげられた。 6.山背(やましろ)は、平城京の背だけであったが、難波京からの背でもある。 主催:京都地名研究会 共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550 後援:京田辺市教育委員会、葛椏s新聞社、京田辺市観光協会、かぐや姫の里を考える会、 協賛:関西元気文化圏参加事業 (「関西から文化力 POWER OF CULTURE」ロゴマーク使用) 問合せ先 ○京都地名研究会 代表理事 <シンポジウム> メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」 京都地名研究会では、別紙のようなシンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」を開催しました。 古代天皇である継体天皇や地域に伝説が残っている神功皇后などについて日本の第一人者である堺女子短期大学の塚口義信学長や、この地域を研究している京都地名研究会員をパネリストとして専門の分野から報告して頂きました。今回のシンポジウムは、伝承だけではなく地域に実在していた物で歴史教科書をなどを書き変えなくてはならないのではないかと思われる内容でした。 山城は古くから文化の栄えた所です。京都地名研究会では、南山城における『記紀』や『万葉集』などの古代地名や人名について、研究者をお招きして「秘められた南山城の地名を探る」を開催することとなりました。このシンポジウムにより南山城の古代地名を明らかにすることにより先進的な地域であったことがわかるのではないかと考えています。日本語と日本文化の起源を知るには、地名への関心が一つの大きな意味を持っています。文献の記録をもとに、土地の伝承に耳を傾け、南山城の古代地名を明らかにしたい。 開催日: 平成15年10月19日(日) 時 間: 午前10時〜16時30分 場 所: 京田辺市立中部住民センター メインホール(収容人員200人以上) 〒610−0311京都府京田辺市草内美泥22−2 0774−64−8810 <交通アクセス> JR片町線 新田辺駅・近鉄京都線 新田辺駅下車 1.近鉄バスターミナルより 京阪宇治又は奈良交通バス(約8分)「草内口」下車すぐ 草内行き8:30 9:00 9:30 2.JR新田辺駅より東へ徒歩約18分・近鉄新田辺駅より東へ徒歩約15分 3.自家用車の方は、国道307号線 山城大橋の東側(駐車場30台) ■来聴歓迎(事前申し込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収) 10:00〜 10:10 総合司会:地名研究会 糸井道浩 (入口でシンポの質問用紙配布) 開会あいさつ:主催 京都地名研究会常任理事 共催 京田辺市郷土史会会長 【基調講演】 10時10分〜12時30分 10:10〜11:20「神功皇后伝説のふる里を探る―南山城の“息長”の地名を手がかりとして―」 塚口義信 堺女子短期大学 学長 (日本古代史・文化人類学) 11:20〜11:25 休 憩 11:25〜12:05「竹取物語ゆかりの筒木について」 小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事 (日本民俗学 郷土史家) 12:05〜12:30 「南山城の神社と伝承について」 石田天祐 日本語語源研究会 潟Mルガメシュ(幻想創作家 相撲史研究家) 休憩12時30分から13時20分(昼食・シンポの質問用紙回収) 周辺食事出来る所少なく弁当持参して下さい。 【シンポジウム】 13時30分〜16時30分 テーマ「秘められた南山城の地名を探る」 冒頭コメント: 「つぎねふ山代と河内との関係」−地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える− 吉田金彦 日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授 予定パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑 斎藤幸雄 シンポジウムの司会 古川 章 1.神功皇后伝説と“息長”一族それに継体天皇「筒城宮」 2.南山城の古墳(椿井大塚山古墳・佐紀古墳群・飯岡古墳群) 山代の古墳出土鏡と被葬者は? 三角縁神獣鏡 神人車馬画像鏡 3.『古事記』に記す山代の地名・人名・祭神 4.『竹取物語』にちなむ地名「山本驛」「筒城」「山崎」「甘南備山」「三室戸」など 7.山代・山背・山城、筒木・筒城・綴喜、山代川・和訶羅河・輪韓河・泉川(河)・木津川など 質疑・応答 16時15分から16時30分 京都地名研究会事務局 綱本逸雄から連絡事項の報告 閉会あいさつ:京都地名研究会から 懇親会:17時30分〜 事前申込者のみ 主催:京都地名研究会 共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550 後援:京田辺市教育委員会、葛椏s新聞社、京田辺市観光協会、かぐや姫の里を考える会、 【基調講演の内容】 テーマ「神功皇后伝説る里を探る―南山城の“息長”の地名を手がかりとして―」塚口義信 古事記や日本書紀それに風土記などに記されている神功皇后伝説や息長氏、あるいは応神天皇や継体天皇などの古代天皇を研究している塚口義信氏から「古代山城南部の歴史」、特に「南山城の“息長”一族」についてお話ししていただく。塚口氏によると、神功皇后の系譜や伝承は、滋賀県坂田郡の息長氏が有力になる6世紀以前から山城南部の“息長”一族によって伝承されてきたものであり、この一族は息長帯比売の陵墓伝承のある、大和三大古墳群の一つとして有名な佐紀古墳群と深い関わりを有しているという。京田辺市にある普賢寺の山号は息長山であり、朱智神社の祭神「山代之大筒木真若王」(「山代」「筒木」に由来する名前)をはじめ神功皇后の系譜に山城南部の地名に由来する名が多く登場する。これは、山城南部の“息長”一族がこの伝承を語り伝えてきたからであり、6世紀初頭に継体天皇が筒城宮に来たのも、この一族と近江坂田郡の息長氏が継体を支援していたからである。 “息長”“綴喜”“高木”“綺田”などをはじめとする南山城の地名を手がかりに、神功・応神伝承の謎を解き明かすとともに、4〜6世紀における山城南部の政治集団とヤマト政権(畿内政権)との関わりについて考察していただく。 塚口氏紹介−堺女子短期大学 学長、文学博士。1946年大阪府生まれ。専攻:日本古代史・文化人類学。関西大学第一高等学校・第一中学校教諭、関西大学講師など歴任。主な著書『神功皇后伝説の研究』(創元社)『ヤマト王権の謎をとく』(学生社)『古代王朝をめぐる謎』(学生社)『三輪山の古代史』(学生社)『三輪山の神々』(学生社)『古代天皇のすべて』(新人物往来社)など。 テーマ 「竹取物語ゆかりの筒木について」 小泉芳孝 京田辺市に伝わる伝承や社寺の本源記、それに個人が持っている古文書を見ていると。実に古く神代の時代のことが多く書かれている。 これらの内容が何時の時代に、どのように、どういう意図を持って書かれたのか今まで解からなかった。ところが最近、堺女子短期大学の塚原義信学長の著書『やまと王権の謎をとく』などを読んだ時、今まで何となく目にして来た地元に伝わっている伝承や、古文書などに書かれていることが私の頭の中で繋がり、『古事記』に記す「山代之大筒木真若王」「大筒木垂根王」や、『日本書紀』に記す「筒木の韓人、名は奴理能美」「仁徳天皇の歌と磐之媛の答歌」それに、その後の出来事などが私の頭の中で具体的なイメージとして浮かび上がってきたのである。 それとともに最近、京田辺市郷土史会で取り組んでいる『竹取物語』かぐや姫の里“京田辺”の『古事記』垂仁記に記す「大筒木垂根王之女、迦具夜比売命」も架空の人物でなく「筒木」(筒城・綴喜)に居住していた人で、大筒木垂根王は筒木を舞台に活躍した実在の人物であったことがわかった。 また、延喜式内朱智神社の祭神や息長山普賢寺それに甘南備山、継体天皇の「筒城宮」などから、『竹取物語』ゆかりの筒木が山代地域において重要な位置を占めていることに気付いた。これらについて私なりの考えを述べてみたいと思います。 小泉氏紹介−京田辺市郷土史会理事、葛椏s放送勤務。1947年京都府生まれ。近畿大学法学部法律学科卒業、佛教大学文学部史学科卒業、専攻:日本民俗学・郷土史。京都民俗学談話会会員、京都府立山城郷土資料館友の会。主な著書『稲作民俗の源流−日本インドネシア』(文理閣)。主な投稿『竹取物語“かぐや姫の里”京田辺』京田辺市郷土史会編・『京都民俗』京都民俗学談話会会誌・『筒城』京田辺市郷土史会報など。 テーマ 「南山城の神社と伝承について」 石田天祐 私は、南山城に関する記紀神話や万葉集それに祭神など言語学の分野から迫ってみる。現代の山城における地名は、古代日本語・やまとことば・中国語・古代朝鮮語・満州語などあらゆる分野の言語から分析しないと解明できない。各地の地名や人名それに祭神などについては、派生語や母音交替形・同音同義などから言語や語根を解読していかなければならない。 それらの中から南山城における各種神社の伝承について地名や祭神がどのようにかかわっていたのかお話しする。特に継体天皇や仁徳天皇と渡来人との関係や、歴史上は神話とされている神社の祭神など言語学から見た南山城の歴史を述べる。この地域は、歴史上かなり古くから栄えていたところであり一般の歴史書には記されていない。しかしここには古くから南方や中国大陸それに朝鮮半島から渡来人が住み着き神功皇后や息長足姫に関係する地名や伝承が残っている。 石田氏紹介−潟Mルガメシュ代表。1943年静岡県生まれ。京都大学文学部言語学科卒業、同大学院修士課程終了。相撲史研究家・幻想創作家。日本語源研究会・総合文芸誌「まほろば」編集長。著書『イグドラシルの言語学 −やまとことばの源流を尋ねて』『義留我明主の言語学 −続やまとことばの源流を尋ねて』(ギルガメシュ出版)・『忽然の人』(ギルガメシュ出版)・『マルドゥクの怒り』(ギルガメシュ出版)・小説集『風と馬と』(現代企画室)など。 【シンポジウム冒頭コメント】 テーマ「つぎねふ山代と河内との関係」−地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える− 吉田金彦 市域の地名を調べて山代と山背の国名の由来を知り、奈良のほかに河内との関係が深いことを考えた。 そして枕詞ツギネフの意味も地名山代・山背の意味に即して決定することができる。伝承時代である仁徳天皇は、淀川・木津川を経て筒城入りした。また継体天皇は、河内の国から山越えで山背にやってこられた。それらは地名で推理することができるのである。 吉田氏紹介−日本語語源研究会代表、京都地名研究会代表理事。1923年香川県生まれ。京都大学文学部卒業。専攻:国語国文学。京都府立女子短大教授、大阪外国語大学教授、姫路独協大学名誉教授。著書:『日本語語源学の方法』(大修館)、『古代日本語をさぐる』(角川書店)、『古代日本語を歩く』(弘文堂)、『京都滋賀 古代地名を歩く』T・U(京都新聞社)、「ことばのカルテ」(創拓社)、「埋もれた万葉の地名」(東京堂)など。 パネリスト 「流域をめぐる史跡・伝承」 斎藤幸雄 木津川をめぐる歴史や文学(古代〜近代)にこだわり、ロマンを求めてその伝承や史跡を探訪してきた。そういう中で多くの「南山城逃避行」現象を見いだした(古代より近世の徳川家康・熊沢蕃山にいたる)。磐之媛などもその一人である。市辺押磐皇子の遺児顕宗・仁賢天皇もそうだが、継体天皇もその視点で見ると面白いのではと思ったりしている。 また古伝承を、「水」を視点にしてとらえてみるのもその謎を探るうえで面白い。田辺の神功皇后不違池伝説、精華町の船長伝説、山代大国之淵の娘綺戸辺にまつわる亀石伝説、武埴安彦・忍熊王・莵道稚郎子等々。その背後に水系氏族の息長氏・和珥氏が介在、葛城氏や丹波の氏族もかかわる。 専門研究家ではないので、南山城の歴史ロマンを楽しむ立場からシンポシウムに参加できたらと思っている。 斎藤氏紹介−緑と教育と文化財を守る会(城陽市)副会長、枚方文学の会会員、1937年旧満州国生まれ。京都教育大学第二社会学科卒業、大阪府公立中学・高校に在職した。専攻:日本中世史(平家物語)、著書:『木津川歴史散歩』(かもがわ選書)、『続・木津川歴史散歩』(かもがわ選書)、『やましろ歴史探訪』(かもがわ出版)。枚方文学の会会誌『法螺』に「木津川歴史散歩」を連載(今は宇治川に視点を移している)。また古典文学を読む三つのサークルに所属し、平家物語や太平記を読み続けている。 シンポジウムの司会 古川 章 洛南艸舎文庫『洛南艸舎手づくり消息』を主宰し、第43号を数える。京田辺市役所で37年勤務し、今まで『京都府田辺町史』『田辺町郷土史社寺編』『田辺町近代誌』『田辺町近世近代資料集』の刊行。京田辺市郷土史会の『筒城』などの編纂や事務局を担当した。 今回シンポジウムの司会を担当することになり郷土史の素晴らしい歴史を各分野の専門の先生方や郷土史家の方たちと共に研究できることを嬉しく思っている。 「新しい視点と展開に期待」 南山城地方は、近畿の中心地であり、加えて関西学術研究都市として20世紀は脚光を浴びた。そのため開発も著しく進み、考古学の分野や市町村史誌の刊行による古文書類の発掘なども進んだ。しかし、21世紀は、大陸からの渡来人の足跡など、黒潮文化の解明を深めなければならないと思われる。こうしたとき「秘められた南山城の地名を探る」は、自宣を得たテーマといえる。 バネラーの諸先生方の新しい視点として南山城のこれまでの南北軸文化に加えて、東西軸文化の幕開けにふさわしいシンポジウムであろう。 古川氏紹介−洛南艸舎文庫主宰。1937年京都府生まれ。立命館大学文学部卒業、専攻:日本文学。歌人・エッセイスト。主な著書『田辺郷土史なんやかんや』『南やましろの綴喜』共書、『京のかくれ話』(同朋舎) ※上記の本を注文された沢山の全国の方からお礼のメールや手紙を沢山頂いています。その中から前橋市の女性から下記の丁重な絵葉書を頂きました。 村瀬さまから御礼のメールをいただきました。
Sent: Thursday, May 20, 2004 12:00 PM Subject: Re: 別冊 シンボ資料冊子をお願いします昨日「シンポジウム 秘められた南山城の地名を探る」の冊子を頂きました素晴らしい内容に感服しました この2,3日当方の紙上で「卑弥呼の畿内説」が盛んに話題になっております冊子の内容もそうした事柄を背景に読んでいくと興味津々
今後ともご指導の程をお願いします まずは受け取りの報告まで
姫路の木村さんから 手紙をいただきました。 先日はシンポジウムの冊子をお送り頂き有り難う御座いました。 当地方も神功皇后伝説が多く残っています。参考にしていきたいと思います。 また、竹取物語について非常に考えさせられます。よくご研究されているのに感心しました。2005年1月15日 タイトル 別冊<シンポジウム>「秘められた南山城の地名を探る」 l 一冊3000円のところを特別割引2500円(本代+郵送料+封筒込み)でお送りいたします。
編集後記 京都地名研究会の第6回例会は、特別企画による公開シンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」を京田辺市で開催されることになりました。今回のシンポジウムは、南山城の歴史の謎に迫るべく南山城スペシャルとして神功皇后や継体天皇などの研究者として最先端を走っておられる堺女子短期大学の塚口義信学長やこの地域を研究しておられる京都地名研究会員をパネリストとしておこし頂きそれぞれ専門の分野から報告して頂くことになりました。 南山城には、かなり古くから渡来人によって先進的な文化が伝わり栄えたといわれています。特に筒木の原や普賢寺谷では、神功皇后や仁徳天皇それに継体天皇などが居住していたといわれ、記紀などに明記されています。また、今まで神話と言われていた大筒木垂根王や大筒木真若王それに迦邇米雷王などの時代においては、平安時代に作られた『竹取物語』に「迦具夜比売命(かぐや姫)」がいて実在の皇后であるなど最近興味ある発表が地元の郷土史会から報告されています。 この冊子は、メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」における基調講演とシンポジウムのレジュメ及び資料として作成いたしました。編集担当者としては、当初レジュメのつもりで取りかかったのですが、先生方の熱意により沢山の貴重な資料をご提供いただき立派な冊子(別冊1号)に仕上げることが出来ました。各先生方のご協力により貴重な研究資料を提供して頂きましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。 この冊子が南山城地域における歴史解明の為の資料として役立てることが出来れば幸いです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■京都地名研究会開催 ■「地名は大地に刻まれた歴史」 谷川 健一 (宮城県地名研究会HPから) その他の催し 稲作の起源,定説の「アッサムー雲南起源説」から「長江起源説」が有力!? 京田辺市周辺ガイド ■京田辺キャンパス学生マンション ■”かぐや姫の里”京田辺 ■京田辺市
発行者: 「竹取物語研究所」竹取の翁・かぐや姫 |