"かぐや姫の里”京田辺竹取翁
博物館 芳泉作
2012年2月オープン!! (京阪奈学研都市町づくり・交流会)
展示品:竹取物語の舞台となった山本駅跡や筒城宮、月読神社
「かぐや姫」に関連するもの。日本や世界の民俗・考古資料等。
特色:古民家を再生利用!! 土蔵や古材生かした内装!!
設立目的: 国民の教育、学術、文化発展に寄与する。Taketori okina Museum
「かぐや姫の里を考える会」ホームページ 開始:平成15年7月開設
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺
「かぐや姫の里」ビデオ動画講座
◎第36回京田辺市民文化祭で成果発表 平成13年11月3日(土)〜4日(日) 展示
◎「竹取物語シンポジウム」『竹取物語』かぐや姫の里は、やはり”京田辺”だった!開催日 平成13年9月22日(土) 開催!
◎『竹取物語』のあらすじ ここをクリック
◎竹取物語の舞台が京田辺市」に賛同者紹介 ここをクリック
更新:2010年10月28日
シンポジウム
『竹取物語』〃かぐや姫の里〃京田辺開催!
京田辺市郷土史会
京田辺市は、奈良・京都・大阪の中間に位置し、古くから文化が栄えた所である。既に京田辺市
郷土史会編の『筒城』で発表されているように、最近、京田辺が「かぐや姫」伝承地であり『竹取物
語』発祥地であると考えられるようになってきました。郷土史会は、物語などを研究されている学者
の先生らにお招きして「竹取物語シンポジウム」を開催しました。
開催日時
2001年9月22日(土)
午後1時〜4時(開場12時半)
場所 京田辺市中央公民館 大ホール 定員300人
資料代300円(当日会場受付で徴収)
京田辺市田辺丸山214 0774-62-2552
(京田辺市役所
南側) (車は市役所北側の体育館駐車場を)
パネラー花園大学教授 曽根誠一氏(専門分野:国文)
岐阜経済大学教授 梅山秀幸氏(専門分野:日本文化)
竹資源活用フォーラム会長 内村悦三氏(専門分野:農林)
シンポ司会 京田辺市郷土史会理事 小泉芳孝氏(専門分野:民俗・郷土史)
主催 京田辺市郷土史会
後援
京田辺市教育委員会 京都新聞社 竹資源活用フォーラム
一般広報 『広報京田辺』 市広報掲示板 新聞各社 KBS京都
◎詳細については
〒610-0331 京都府京田辺市田辺80番地 京田辺市教育委員会社会教育課
「かぐや姫シンポ」係
京田辺市郷土史会 (0774-62-9550)
まで。
<配布資料の内容>
(当日配布の資料) シンポの趣旨や概要
パネラーの紹介と研究分野 主な論文・書籍紹介
小冊子のタイトル『竹取物語』〃かぐや姫の里〃京田辺 (目次・表紙・イラスト画:玉井芳泉氏)
<シンポの進行について>
13時〜 総合司会
西川副会長
藤本会長のあいさつ
13時3分〜 シンポ司会から経過とパネラーの紹介
13時8分〜 各専門分野からのパネラー報告
(1名10分程度)
13時45分〜パネルディスカッション
(ポイント) 京田辺が”かぐや姫の里”なのかの位置付け
竹取の翁 古本「さかきのみやつこ」
その後「さるきのみやつこ」との関係
翁の家である「山もと」と「山本駅」
地元の古図「大筒木佐賀冠者旧館地」
「延喜式内社佐牙神社」の長老(太夫)
『古事記』「かぐや姫」と『旧記
普賢寺之遺跡』の「大筒木垂根王」との関係
「かぐや姫」誕生の竹は、どの竹か
竹の成長と”かぐや姫”(光り輝く・火の神)
14時30分〜 休憩 (会場から「質問用紙」を回収する)
14時37分〜
会場の「質問」も取り入れて続行
チベットの『斑竹姑娘』と日本の『竹取物語』
大住隼人と月読神・
甘南備山 日本及び世界各地「天女伝説」との関係
5人の求婚者と「壬申の乱」
大友皇子を祀る山崎神社
説話・民話・万葉集の竹取翁 天皇とかぐや姫の「歌垣」(古代の恋愛)
竹資源の活用と保存(竹炭・竹酢液・食用・防災)
竹の不思議(イネ科・神聖空間・呪具)神降ろし・神の依り代・左義長・お水取り・籠
会場の「質問」が多くて取り上げられないときは、その後の冊子製作で取り上げる。
15時50分〜 パネラーから言い残した物や、今後の取り組み等の意見を述べて頂く。
15時56分〜
司会進行 まとめ 総合司会 お礼 文化祭の展示 会員募集など
16時 閉会
京田辺市郷土史会文化部会
HP http://take-tanabe.hp.infoseek.co.jp
この「ホームページ」の挿絵は、京田辺市薪の手書き染色作家 玉井芳泉さんの作品です。
シンポジウム
『竹取物語』 〃かぐや姫の里〃京田辺開催!
マスコミ各社の新聞報道から
『朝日新聞』の記事 2001年9月6日
『洛南タイムス』の記事 2001年8月22日
『読売新聞』の記事 2001年9月1日
『京都新聞』の記事 2001年9月17日
京田辺市郷土史会 機関誌「筒城」
1. 第36輯 「山背国綴喜郡山本駅と古代駅制について」平成3年3月発行
山本駅と竹取物語について 小泉芳孝
2. 第38輯「出垣内村のこと-大筒木旧館跡-」平成5年3月発行
竹取の翁と大筒木旧館跡について 水山春男
3.. 第45輯「竹取物語を考える」平成12年3月発行
地元資料や文献から「かぐや姫」京田辺を推定 水山春男
『竹取物語』”かぐや姫の里“京田辺 2005.10.17
京田辺市郷土史会 文化部会
「かぐや姫の里を考える会」
「竹取物語の舞台が京田辺市」に賛同頂いている先生の紹介
■吉田金彦さん・・筒木の「竹取物語の舞台」説は正しく賛同する!
『古事記』の「大筒木垂根王」と「大筒木真若王」の「筒木」は、継体天皇の筒木宮であり山城国のことである。「迦具夜比売命(かぐや姫)」の「竹取物語の舞台」が京田辺市であるという貴方の説に賛同します。
吉田氏紹介−語源研究の第一人者。京都大学文学部卒業。専攻:国語国文学。京都府立女子短大教授、大阪外国語大学教授など歴任。姫路独協大学名誉教授。現在:
日本語語源研究会代表、京都地名研究会代表理事。著書:『日本語語源学の方法』『古代日本語をさぐる』『古代日本語を歩く』『京都滋賀 古代地名を歩く』『ことばのカルテ』『埋もれた万葉の地名』他多数。
■森
浩一さん・・「京田辺は『竹取物語』が熟成した場所・・原型は隼人の伝承 -文学的に集約- 。」
歴史シンポジウム「いま南山城の古代史がおもしろい」で、「京田辺は『竹取物語』が熟成した場所として自信を持っていい」と発表、主催:京都新聞社、平成12年9月23日。竹取物語のルーツ「京田辺市は自信を持って『かぐや姫の里』と言っても何ら学問的に不思議はない」。森浩一氏は、この地に竹の文化を持ち込んだ隼人達の伝承が原型となって、後に一つの文学に集約されたのではないかとしている。
森氏紹介−考古学研究の第一人者。考古学界の第一人者。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。同志社大学名誉教授。専攻:日本考古学 日本文化史学。著書:『日本神話の考古学』『記紀の考古学』『語っておきたい古代史―倭人・クマソ・天皇をめぐって』他多数。
■門脇禎二さん・・「講演会」山代の古代史と民族(的)文化−甦った大筒木(綴喜)「王女かぐや姫」 −主催:京田辺市郷土史会 開催日:平成15年5月25日(日)
筒木は、神功皇后や仁徳天皇それに継体天皇などが居住していたといわれ、記紀などに明記されている。また、今まで神話と言われていた大筒木垂根王や大筒木真若王それに迦邇米雷王などの時代においては、平安時代に作られた『竹取物語』に「迦具夜比売命(かぐや姫)」がいて実在の皇后である。
門脇氏紹介−文献史学の第一人者。京都大学文学部史学科卒業。専攻:日本古代史。奈良女子大学教授、京都府立大学文学部教授、京都府立大学長、京都橘女子大学長など歴任。京都府立大学名誉教授。 文学博士。著書:『日本古代共同体の研究』『日本古代政治史論』『「大化改新」史論』上巻下巻『古代日本の「地域王国」と「ヤマト王国」』上下『葛城と古代国家』・『古代出雲』他多数。
■本田義憲さん・・奈良女子大学 『序説』「かぐや姫の家」で、山本や大住の京田辺あたりを指摘。
「かぐや姫の家」(叙説 昭和54年)で、かぐや姫の故郷である「月」と関わりのある「月神」を祀る式内社が山城国に三社あり、その内の「月読神社」が綴喜郡に祀られている。南山城地域は「月神信仰」が盛んであったので「綴喜」が相応しい。
本田氏紹介−奈良女子大学教授、京都外国語大学教授など歴任。奈良女子大学名誉教授。
■井上満郎さん・・京田辺の「大住」は、隼人と竹の文化があり、南九州の大隅隼人が移住した所。
古代の薩摩地方の「大隅隼人」は、6世紀のころ京都府京田辺市大住に「大住隼人」が住み着いたことが正倉院の古文書に出ている。隼人は、都(奈良・平安時代)を防衛する朝廷の警護や貴人の警護それに諸儀式に奉仕していた。『竹取物語』の天孫降臨の思想は、これら大住隼人と関係し、また京田辺市の大住には、延喜式内月読神社があり、またその近くには甘南備山がある。月読神社の祭神は、月読尊・伊邪那岐尊・伊邪那美尊である。
井上氏紹介−平安京研究と渡来人研究の第一人者。京都大学大学院文学研究科国史学専攻博士課程修了。京都産業大学教授 京都市歴史資料館館長。大隅隼人の移住先(大住)に在住。京田辺市郷土史会「かぐや姫の里を考える会」副会長。専攻:日本古代史・考古学(日本古代史研究)。著書:『古代・中世の政治文化』『平安京』『古代の日本と渡来人―古代史にみる国際関係』など。
■塚口義信さん・・神功皇后伝説のふる里を探る ―南山城の”息長”の地名を手がかりとして
南山城地域における神功皇后や継体天皇関係の研究者で、延喜式内朱智神社の祭神「山代之大筒木真若王」(「山代」「筒木」に由来する名前)をはじめ神功皇后の系譜に山城南部の地名に由来する名が多く登場すると主張。
塚口氏紹介−古代天皇である神功皇后や継体天皇どの第一人者。堺女子短期大学学長、文学博士。専攻:日本古代史・文化人類学。関西大学第一高等学校・第一中学校教諭、関西大学講師など歴任。主な著書『神功皇后伝説の研究』『ヤマト王権の謎をとく』『古代王朝をめぐる謎』『三輪山の古代史』『三輪山の神々』『古代天皇のすべて』など。
■池田哲郎さん・・「竹取物語」発祥の地・京田辺市”は、もう決まりですね
京都地名研究会の創刊号「通信誌の『地名探究』第一号(平成15年3月31日発行)に記した”「竹取物語」発祥の地・京田辺市”は、もう決まりですね。
池田氏紹介−九州大学文学部博士課程修了、名古屋大学大学院文学研究科、言語学科博士課程修了。現在:京都産業大学教授。専攻:言語学(アルタイ学、ウラル言語学、一般言語学)。著書:
『アルタイ語のはなし』『ハンガリー語初期文献の研究』『語源探求4』『ことばから人間を(吉田金彦編)』『情報伝達の流れから見た19世紀北方ユーラシアの言語改革』。
■曽根誠一さん・・『竹取物語』構想時のモデル地である可能性高い
讃岐垂根王の兄であり、迦具夜比売の父である大筒木垂根王の居住地である「大筒木」こそ、構想時点での讃岐の造の家のモデル地であった可能性が高いのではあるまいか。「大筒木」の所在地については、『古事記』中巻・開化天皇条に「山代の大筒木真若王」とあり、山城国であることが知られる。
曽根氏紹介−花園大学教授。専攻:国文(中古文学)。『竹取物語』『源氏物語』宇治十帖と、初期百首歌などを主に研究。『三十六人歌仙家集解難鈔』の写本についてなど。■内村悦三さん・・京田辺は、日本の『竹取物語』ゆかりの最有力候補地
かぐや姫の竹は、真竹(直径9センチ程)ではないか、京田辺は、日本の『竹取物語』ゆかりの場所として最有力候補地である。また物語の竹から生まれた女性の昔話はソロモン群島や中国四川省でも語り継がれている。
■下野敏見さん・・「かぐや姫発祥の地"京田辺"」の御説大変面白い。
「かぐや姫発祥の地"京田辺"」の御説大変面白いと思います。南九州の昔話の中では、余り語られていないので、忘れられてしまったのでしょうか。それとも「大住」あたりで論に磨きがかかって行ったのでしょうか。今後の研究課題です。『エプタ』Vol.23「日本昔話の世界」面白く拝読しました。
下野氏紹介−南九州民俗学の第一人者。鹿児島大学卒業。鹿児島大学教授、鹿児島純心女子大学教授、国立民族学博物館国内資料調査委員などを務め、現在、鹿児島純心女子短期大学非常勤講師。著書に「日本列島の比較民俗学」「東シナ海文化圏の民俗」「南九州の伝統文化
1、2」「田の神と森山の神」「民俗学から原日本を見る」「南九州の民俗芸能」など多数。
■山嵜泰正さん・・「かぐや姫の里;京田辺」も全国区になりましたね。
「日本昔話の世界」かぐや姫発祥の地として京田辺が雑誌2005年9月号の『エプタ』Vol.23で取り上げられたことによりいよいよ全国区になりましたね。
山嵜氏紹介−京都地名研究会常任理事。立命館大学大学院卒業、京都教育大学付属高校教諭・定年退官、現在:説話・伝承学会会員、世界鬼学会会員。著書:『京都あちこち』上中下巻、『京・寺町通りの伝承を歩く』『小町の謎』『おもしろ鬼学』など。KBS京都TV「京の不思議」・「きらめきStory」シリーズの監修。
■内村悦三さん・・京田辺は、日本の『竹取物語』ゆかりの最有力候補地。
かぐや姫の竹は、真竹(直径9センチ程)ではないか、京田辺は、日本の『竹取物語』ゆかりの場所として最有力候補地である。また物語の竹から生まれた女性の昔話はソロモン群島や中国四川省でも語り継がれている。内村氏紹介−竹資源活用フォーラム会長。専攻:森林生態学。農学博士。京都大学農学部林学科卒業。農林省林業試験場などを経て大阪市立大学理学部教授、附属植物園園長、日本森林技術協会技術指導役、日本林業同友会専務理事など歴任。富山県中央植物園園長、日本竹協会副会長、竹文化振興協会常任理事。著書:『タケ・ササ図鑑』『竹への招待』『タケと竹を活かす』。
■石田天佑さん・・継体天皇の「筒木」は、竹から生まれた「かぐや姫」の生誕地
古くから南方や中国大陸それに朝鮮半島から渡来人が住み着き神功皇后や息長足姫に関係する地名や伝承が残っている。『古事記』垂仁記に「大筒木垂根王之女、迦具夜比売命」とあり、「大筒木垂根王」とその娘に「迦具夜比売命」がいる。筒木の普賢寺は大変古い歴史がある。雑誌『エプタ』Vol.23「日本昔話の世界」1.浦島太郎(京都伊根町・浦島神社)、2.桃太郎(岡山・吉備津神社)3.かぐや姫発祥の地をご覧になって・・・いつの間にか「かぐや姫」研究家の第一人者になってしまいましたね。
石田氏紹介−京都大学文学部言語学科卒業、同大学院修士課程終了。相撲史研究家・幻想創作家。日本語源研究会・総合文芸誌「まほろば」編集長。著書:『イグドラシルの言語学 −やまとことばの源流を尋ねて』『義留我明主(ぎるがめしゅ)の言語学 −続やまとことばの源流を尋ねて』ギルガメシュ出版 潟Mルガメシュ代表。
■八代新一さん・・「竹取物語」発祥の地「かぐや姫」伝承の土地としておそらく、正しいであろう。
南九州の古代史の通説を疑い新たな扉を開いた作品の自著『古事記に笠沙が載ったわけ』高城書房の中で、京田辺市は「隼人舞」の発祥地だけでなく、自らの土地が「竹取物語」発祥の地、「かぐや姫」伝承の土地として声高に主張しているのがインターネットでも知られる。
京田辺市郷土史会「かぐや姫の里を考える会」http://take-tanabe.hp.infoseek.co.jp/
見てきたところ、おそらく、この主張は正しいであろう、と記している。また古事記・日本書紀を中心に色々な先生の本を読み、小さいころに習った歴史を紐解き、戦後の教育改革と変化した歴史観の中から南九州に残る伝承をたどり『古事記』などとつき合わせ他地域とも比較検討。『古事記』に書かれている内容が、地元の地名などと関連しているとされ、さらに荒木博之氏の著書巻末解説に触れ「民間伝承は、記紀という国家の介入した史書に止められる前の古形を示しているものか、あるいは逆に書承から口承と、述べられている」と記しておられる。
八代氏紹介−郷土史家。上智大学英文科卒業。長崎・鹿児島で高校英語教員を勤める。著書:『古事記に笠沙が載ったわけ』『隼人の神学と正史』『隼人の神学と正史』。
■井上仁一さん かねてから貴方が主張している「かぐや姫の里」・京田辺市”は、まちがいなし
『エプタ』Vol.23日本昔話の世界 かぐや姫発祥の地2005年9月号を読ませて頂きました。なかなか立派な内容で、かねてから貴方を始め京田辺市郷土史会が主張している『竹取物語』かぐや姫の里”京田辺”を指示している方が増えているのでこれで間違いなしと思う。あとは、行政が腰を上げるかにかかっている。
井上氏紹介−郷土史家。日本写真印刷(株)で編集・企画・営業を担当。『田辺町近代史』『田辺町近世近代資料集』の事務局と編集を担当。主に古文書調査と解読に携わり現在に至る。
■三好芫山さん・・京田辺出身ですが京田辺が”かぐや姫の里”とは知りませんでした。
尺八と『竹取物語』は、私の演奏活動そのものであり古里が重なります。私の育った京田辺で竹取物語にちなむ演奏会を是非実現し町おこしをしたいですね。「何かがおかしい。何かが根本的にまちがっている。あまりにも西洋化しすぎている・・?」子供は正直です。この国社会の中、外国で日本のことを尋ねられても何も答えられず、恥をかく日本人を創った。敗戦後、遅れを取り戻すために西洋化を取り入れた。この想いがやっと国(文部省)に届いて"日本再発見"の風が吹き中学校の指導要綱に『一種類以上の和楽器を用いること』という一行が加わりました。和楽器には音楽そのものの他に、情操的、精神的な不可価値があります。日本最古の物語『竹取物語』にも同様の付加価値が沢山あります。今日"日本再発見"の風が吹いてきた。
三好氏紹介−都山流尺八演奏家。12歳の時都山流・富井舜山に入門。1983年尺八界最高の称号「竹琳軒」を允許。八坂神社等で献笛。文化使節として海外公演するなど日本の伝統文化を継承。1985年京都市文化芸術協会賞を受賞。アポロンよりCDを出す。
■玉井芳泉さん・・竹取の古里だと知りびっくりした。私の絵本が役立つのなら使って頂いて良い。
1997年に日本最古の染色である『絞』技術を駆使した「絞り絵本、絵巻物竹取物語」の絞絵を制作発表された。玉井さんは、制作にあたり色々な本や物語の原文を読んで研究し「竹取物語の絵巻物」を一年かけて完成させた。場面構成は、竹の中から姫が誕生するシーンで始まり、月から姫を迎えにきたあと不死の山まで物語の順に沿って十八のシーンが平安調の雲がたなびく中にうまく描かれている。この原画を元に京都絞栄会の京鹿の子絞り伝統工芸技術士四十人が、一年がかりで絵巻物『竹取物語』」を完成させた。
玉井氏紹介−京都府京田辺市薪の手書き染色作家。絞り工芸展の訪問着部門で大阪通商産業局長賞・京都府知事賞を受賞。作品に「鳥獣戯画」など多数。
■山口真一さん・・伝説の色々な場所の資料がそろっているのにびっくりした。
竹原市の「かぐや姫文庫」館長が京田辺市へ訪れ、竹取物語ゆかりの地を見学。2003.5.24
山口氏紹介−慶應義塾大学商学部卒 マーケティング専攻 ホンダ系自動車販社入社 米国IBM系日本法人入社 住友ビジコン(現日本総合研究所)入社 ヒューマン・クリエイト・コンサルティングを設立し経営指導活動に従事、多くの若手営業マンを全国No.1に育成。ヒューマン・クリエイト・コンサルティング所長 竹原市の「かぐや姫美術館」(加藤慈念館長)に付設する広島県竹原市「かぐや姫文庫」館長。
■萬遜樹さん・・E−Mail「ニッポン民俗学」folklore・・隼人は竹民俗の担い手
山背国南部(京田辺市)にも竹林が多い。ここには大隅半島の隼人が移住させられていたのだ。奈良あるいは平安時代の竹民俗は、これらの地にこそ伝承されていたと言うべきだろう。隼人は海人族・海神族であり、つまりオーストロネシア語諸族つまり南方モンゴロイドであり、竹民俗の担い手だと断定してよいだろう。
■京都のネット業界で活躍の村田さん(電話で)・・・「かぐや姫の里」間違いないのでは!
いまネット業界で「竹取物語の里”京田辺”」が大変話題になっている。あれだけの資料が揃っていればもう京田辺が「かぐや姫の里」間違いないのではないか!私の村田という姓は、南九州の薩摩から来た人が多く綴喜郡に多い。大住隼人と深い関係があるのでは。
■ 地元の京都新聞記者 元支局長・・竹取物語のルーツ 原型は隼人の伝承。
考古学者・森浩一さんの講演会開催し「いま南山城の古代がおもしろい」竹取物語のルーツ 原型は隼人の伝承 -文学的に集約- 主催:京都新聞社
『京都新聞』記事 平成12年10月15日 朝刊「山城版」語り手
■読売新聞「古事記と山城 深い関係」かぐや姫の里 (学研都市支局長 中野真一) 2004.8.23記事「京都総局から」
夏休みに口語訳の『古事記』を読み、京田辺市大住の月読神社「隼人舞」が九州の大隅半島から移住したとされる。
市郷土史会の小泉芳孝さんは、この山城を「かぐや姫の里」と言い、垂仁天皇のきさきカグヤヒメの父オホツツキタリネは綴喜に、月読神社は月に通じるとのみかた。昨年この話を聞いた商店街と同志社大生がかぐや姫コンテストを企画。人気を呼ぶ。
■NHKテレビ・・「ニュースパーク関西」で放映! 「”かぐや姫の里”京田辺」のシンポジウムを放映!
記事内容:京田辺市郷土史会の竹取物語に関する活動ぶりを平成13年3月13日午後6時30分から「ニュースパーク関西」で放映。放送内容:京田辺市郷土史会が”かぐや姫の里”として発表している古事記の開化天皇の孫「大筒木垂根王とその娘「迦具夜比売命」の名をはじめ、「竹取の翁の家は山本の近くにある」ことなどを地元の絵図や古文書などを写しておよそ5分間の特集で紹介。
■『ぴゅあはうす』・・・特集「不思議のクニ」京田辺市 隼人の民がルーツ!?かぐや姫の里 ぴゅあはうす編集室 東方出版(株) 平成15年8月号。
記事内容:かぐや姫と竹取の翁は実在の人物。古事記、開化天皇の孫「大筒木垂根王」とその娘「迦具夜比売命」。要衝「山本駅」の存在が焦点に。竹取の翁は「山もと」の「山本村」周辺が発祥の地。「竹取物語」の原型は隼人の民の伝承?。考古学者の森浩一氏は、この地に竹の文化を持ち込んだ隼人達の伝承が原型となって、後に一つの文学に集約されたのではないかとしている。
■学研都市の"わ"Wa.・・・京阪奈歴史散歩「かぐや姫の里」京田辺 2004.May
VOl.22 編集:都市公団 関西支社 平成16年5月記事から。
記事内容:古事記には、開化天皇の孫「大筒木垂根王」とその娘
「迦具夜比売命」の名が記されていたり、竹取の翁は「山もと」とあり、また竹取の翁は最初「さかきの造」と呼ばれていたなどから、京都府京田辺市三山木の通称名「山本村」周辺が発祥の地であるとしている。
■上村多恵子・・京田辺市が”かぐや姫の里”とは知りませんでした。
地元のテレビ局でそのような地域の歴史に基づいたロマンあふれる番組を作ってほしいですね。
上村氏紹介−甲南大学文学部卒業。在学中に京南倉庫椛纒\取締役社長に就任。京南物流梶A潟hラマモード設立、代表取締役。京都市観光大使、 京都市ベンチャー目利き委員。現在、京都経済同友会常任幹事、関西経済同友会幹事。商品開発や町づくりに参画し、京都のルネッサンス運動を目指す。また、詩人であり、エッセイなどの創作活動も。著書:『おんなの魔のとき』『京都物語』など。
■雑誌『エプタ』Vol.23 エプタ編集室発行。会長宅へ取材 2005年9月号。
「日本昔話の世界」1.浦島太郎(京都伊根町・浦島神社)、2.桃太郎(岡山・吉備津神社)
3.かぐや姫発祥の地 日本民俗学・郷土史研究家 小泉芳孝
京田辺市郷土史会 会長 藤本富雄
内容:京田辺の地名が「竹取物語」の多くと一。翁の家のある「山本」は古代の駅だった。
古事記、日本書紀にかぐや姫のモデルが。「竹取物語」の作者はだれか?
■出版物の販売(博物館・筆者発想のみの特別価格)1.『竹取物語 現代考』
1.『竹取物語 現代考』小泉芳孝著
定価6000円+税→博物館特価4000円(税込) A5版 447ページ
この本は、20数年前から研究してきた「竹取物語の舞台が京田辺」であるという説に基づいたもので、
今までの翁の名前が「さるき」を「さぬき」として讃岐神社としているのを全面的に否定している。それは、
現存最古の天理大学の『竹取物語』に「さかきのみやつこ」が記されていてそれを採用している。また、
何故京田辺なのかを内外の例を挙げて詳細に解説している。
その他の特色としては、旧仮名遣いの原文で読みにくく判りにくいので、原文に多くの漢字を採用して読
み仮名をつけて判りやすくしている。さらに、原文の判りにくい用語については、注釈をを入れ、解説文も
入れている。
『竹取物語 現代考 原文・注釈・現代語訳・解説付き』
はじめに
『竹取物語』は、平安時代初期貞観後半(八六九)から延喜前半(九〇五)の九世紀末に出来たもので、現存する限り日本最古の純物語文学作品とされている。平安時代の日本は、中国の洛陽や長安をモデルに國と文化を形成していった。
その中には文学も含まれ、遣唐使や遣使らにより中国の文学が日本に輸入されてきたと考えられる。『源氏物語』の中でも「物語の出で来き始めの祖おやなる竹取の翁」と記されており、紫式部の時代から同様の認識があった。『竹取物語』は、作者不詳、題名不詳の物語であるが、当初「竹取の翁の物語」などと略して『竹取物語』と呼ばれるようになっていった。
平仮名で書かれた最初期の文学でもあるが、初めは漢文(片仮名交じりの宣明体)で書かれていたものが、書き直されたのではないかとされている。
これまで、『竹取物語』の研究や考察は、実に多岐の分野にわたっている。国文学者をはじめ歴史学者や民俗学者それに児童文学者さらに作家にいたるまで、物語についての考究、発言が国内外で行われている。それは『竹取物語』が、内外の貴族批判・超能力・怪奇現象、異国趣味、求婚活動など、世間に古くから伝わっていた話や伝承を取り入れるなど、物語として引き込まれる要素があり、現在の私達にも通ずるものが多く光り輝いているからだと思われる。
そして、現在では中学校の国語の教科書にも収録されており、古典文学に関心のない人でも「今は昔、竹取の翁といふものありけり…」で始まる物語の冒頭は記憶にあるのではないだろうか。このように物語の成立から現在に至るまで『竹取物語』は、絵本、現代語訳、児童書などの多様な形式で長い間つづけてきた。
『竹取物語』は、致富長者説話、求婚難題説話、昇天説話、羽衣説話、地名起源説話、仏生説話が取り込まれていることに特色が有り日本最初の小説と言われる文学作品である。この本は、各地の伝説や物語の持つ特色など、あらゆる分野から解析を試みながら作者が何を表現したかったのか、また物語の中で巧みに場所を使い分けており「何処を舞台に設定したのか」などを分析しながら物語に登場する様々な項目について考察を重ねて来たのを私なりに論じてみた。
「かぐや姫」の名が登場する最古の資料は『古事記』であり、また「大筒木垂根王(おおつつきたりねのみこ)の女むすめ、迦かぐやひめのみこと具夜比賣命を娶めして、生みませる御子、袁耶弁王」との記載がある。また、『万葉集』巻第十六には「昔老翁ありき。號を竹取の翁と曰ひき。此の翁、季春の月にして、丘に登り遠く望むときに、忽に羹を煮る九箇の女子に値ひき」というように、「竹取の翁」の名が登場する。これらは『竹取物語』よりも成立年代が前になり、直接の関連は無いにしても、何らかの影響があるのではないかという空想が広がる。
『竹取物語』は、平安時代初期にできた日本最古の物語で、ある日竹取の翁が竹の中にいた光り輝く三寸余りの少女を授かり「かぐや姫」と名づけて育て成人する。そして五人の貴公子から求婚を受けるが無理難題を出して次々にしりぞけ、時の帝の求めにも応じず八月十五日の夜に月から迎えが来て昇天するという求婚・昇天説話である。
物語の最初は、
いまはむかし、たけとりのおきなといふものありけり。野山にまじりて、たけをとりつつ、よろづのことにつか ひけり。名をば、さかきのみやつことなむいひける。
とある。
『竹取物語』の発祥地説については論争が続いているが、私は竹取の翁がいたのは、京都府京田辺市ではないかと考え、平成三年度発行の『筒城』第三十六輯に「山城国綴喜郡山本駅と古代駅制について」の中で少し書いた。その後も研究を重ねるうち、『古事記』垂仁記に「大筒木垂根王の女、迦具夜比賣命」とあり、「大筒木垂根王」とその娘「迦具夜比賣命」が記されていて「かぐや姫」は実在の人物であったことがわかり、京田辺が『竹取物語』の舞台となった発祥地であり「かぐや姫」伝説地という結論に達した。
研究当初は、自信なかったが、シンポジウムを開催した時に会場に来られていた日本語源研究の第一人者の吉田金彦代表から『古事記』の「大筒木垂根王」の娘「迦具夜比賣命」は、『竹取物語』のかぐや姫で「竹取物語の舞台」が京田辺であると励まして頂いた。また、パネラーになって頂いた国文学の曽根誠一教授は、大筒木垂根王の「大筒木」こそ翁の家のモデル地であった可能性が高いと『筒木』に投稿、平安京に詳しい京都産業大学の井上満夫名誉教授からは、「かぐや姫を考える会」を作ったらと言う提案を頂き、考古学の権威である森浩一名誉教授からは、「京田辺は『竹取物語』が熟成した場所として自信を持っていい」と京都新聞社主催の基調講演で、竹取物語のルーツとして「京田辺市は自信を持って『かぐや姫の里』と言っても何ら学問的に不思議はない。この地に竹の文化を持ち込んだ隼人達の伝承が原型となって、後に一つの文学に集約されたのではないか。」と述べて応援して頂いた。
また、京都府立大学長で文献学の第一人者の故門脇禎二名誉教授からは、山代の筒木は、神功皇后や仁徳天皇それに継体天皇などが居住していて大筒木垂根王や大筒木真若王それに迦邇米雷王の時代に「迦具夜比賣命」がいて実在の皇后であると後援会で発表された。その後に、私の著書『稲作民俗の源流―日本・インドネシア―』を読まれて「貴方の研究は地域に出向き調べられて発表されており脱帽です!」という手紙を頂いた。この他にも沢山の先生方や友人らの励ましの言葉や応援があってここまで続けられたのである。
その後、私は、会社の定年を迎えて再度出版に取り組もうと目次を考えるが体調不良と老眼も進み集中力もなくなり進まなかった。しかし、地元を始め全国紙の新聞社や雑誌『エプタ』Vol.23「日本昔話の世界」で、かぐや姫発祥地としてトップで取り上げられ励まして下さり、私が生きている内に完成させなければ消滅してしまうと思いまとめたのがこの本である。
中身は、京田辺説を中心に様々な分野から解説しており、物語に親しんで頂けるよう原文と注釈それに現代語訳を挿入して楽しく読めるように工夫した。作者像については、当初、紀長谷雄のみを考えていたが最近空海説に出会えて急遽追加する事にした。また、読者によっては、最初から読まなくても判るように工夫したので同じ内容が時々出ているがお許し頂きたい。この他、少しでも皆さんに古典に親しんで頂けるよう各所で工夫しており、読者の皆様に新発見や何かの役に立てたならば幸いである。文中第七章の「インドネシアの民話」部分では、中口ひとみ氏に御協力頂き、「中国の『後漢書』『華陽國志』『群書礼記』から」は、私が中国で入手した漢文の翻訳もお世話になった。物語の原文等や校正については、古川・臼井両氏と出版社のに、作者像については、青井・川野氏にお手伝い頂き、さらに、影で支えて下さったり、色々と励まして頂いた皆様があってこそ完成したのであり感謝にたえません。この紙面を借りてお世話になった皆様にお礼申し上げます。
平成二十四年一月 芳泉庵にて 小泉芳孝
凡 例
一、本書に挿入した原文は、『最新国文解釈叢書・竹取物語』山岸徳平・田口庸一著(株)法文社(昭和二十 九年三月一日初版発行)の原文を元に、漢字を多数入れて振り仮名と送り仮名を付け加えて意味がわか りやすいように工夫した。 (本編での原文引用は、なるべく上記本のままとした。)
一、原文の上記本は、古本と言われる正保三年(一六四六)刊本を底本とし、校本には新井信之の『竹取物 語の研究』、古典文庫、群書類従及び山岸文庫本を使用しており、これを基本に作成。現代語訳は、出来 るだけ直訳を心がけ作成している。
一、古典文学に少しでも親しんで頂けるよう「原文の読み」については、平安初期の発音を反映する表記とす るために歴史的仮名遣いにしたがった。この為、意味が通じなくなるので「濁点」を付し「漢字」を多く取り 入れた。漢字は現代当用漢字に努め平安文学に親しめるよう振り仮名を付したが慣用に反するものや 例外もある。
一、文章の区切りは、中身を判りやすくするために細かくして、話し言葉に括弧を追加して読みやすくした。ま た、場面が大きく転回するごとに内容を要約した見出しを付け、原文の後に「注釈」として「※」印を付して 記入し、さらに、現代語訳と解説をつけた。特に解説が必要ないと思われる所は、省いて後にまとめて挿入 した。解説については、本文と少し重なる所も見られるがなるべく同じ文章にならないよう工夫した。
一、「※」印の注釈は、なるべく簡単に表示し、「竹取物語高松宮蔵」(新典社版原典シリーズ六編者 片桐洋 一)等を参考にさせて頂いた。
一、本書は、先輩諸家の注釈・現代語訳・研究に負って成ったものである。謹んで謝しお礼申し上げます。
はじめに
目次 『竹取物語 現代考』
原文・注釈・現代語訳・解説付き
はじめに
凡例
第一章竹取物語の構造と成立
一、『竹取物語』のあらすじ
二、構造と成立について
物語と古伝承/構造と成立/構成と古伝承・説話/竹取物語の元のかたち
(『今昔物語集』『万葉集』『遊仙窟』『風土記』『海道記』など)
三、『竹取物語』の原型
(竹中生誕説話・化生説話・致富長者説話)
「原文・はじめに」?本文?(原文・注釈・現代語訳・解説)
(1)かぐや姫の誕生
@かぐや姫の誕生
(2)かぐや姫の生い立ち
Aかぐや姫の成長
B竹取翁の富裕長者
四、竹取翁とかぐや姫は誰か
(『古事記』『海道記』『源氏物語』など)
竹取の翁像/かぐや姫の姿 / 『古事記』と『日本書紀』の記載
第二章竹取物語の発祥地説について―地名起源説話から―
日本・中国・インドネシアの竹文化圏に良く似た「竹誕生」
一、はじめに
二、迦具夜比賣命の大筒木(京田辺市)の発祥地説
『竹取物語』の舞台は京田辺/朱智神社と息長氏/継体天皇の筒城と磐之媛の筒木
三、奈良県広陵町の発祥地説
四、富士市の発祥地説
五、中国の発祥地説
六、その他の発祥地説
原型を探す試み/西方の月女神/隠匿された都/万葉の竹取の翁/斎王説
七、「かぐや姫サミット」の七市町村
@静岡県富士市
A奈良県広陵町
B京都府向日市
C香川県長尾町
D岡山県真備町
E広島県竹原市
F鹿児島県宮之城町
第三章『竹取物語』の舞台は筒木(京田辺市)
一、大筒木の地名と竹
山代の筒木(綴喜)地名/息長山普賢寺の竹送り
二、「竹取の翁」の家は、「山本」の近く
古代駅制「山本驛」/佐賀冠者跡/大友皇子が縊死した「山前」/天女伝説地「鶴澤の池」
三、翁の人物像から見た発祥地説
@「さるきの造」讃岐説
讃岐神社の広陵町
A「さかきの造」筒木説
(古本)
翁の名は名「さかき」/翁は、駅長・太夫か
B「讃岐の造」と「筒木」(綴喜)説
舞台は大和/讃岐と筒木
C富士市に登場する翁像
四、かぐや姫は『古事記』の「迦具夜比賣命」
『古事記』の「迦具夜比賣命」/『普賢寺之遺跡』に「大筒木垂根王」の墳/
『万葉集』『古事記』『日本書紀』の見方
五、「かぐや姫」は「光り輝く」「火の神」
人物像/かぐや姫の罪/コノハナサクヤ姫
第四章『竹取物語』の五人の求婚者は実在人物(求婚難題説話)
一、五人は「壬申の乱」の功労者
本文(原文・注釈・現代語訳・解説)
(3)妻問い
C貴公子たちの妻問い
D熱心な求婚
E翁のくどきと姫の条件
F貴公子に示された難題
キトラ古墳の被葬者「阿倍御主人」/高松塚古墳の被葬者「石上麻呂」/
さまざまな被葬者論について/石上麻呂という人物
第五章かぐや姫が出した「難題」と帝の「求婚」
一、求婚者への「難題」(求婚難題説話) 本文(原文・注釈・現代語訳・解説)
(4)貴公子たちの求婚
@石作皇子には「仏の御石の鉢」
G石作皇子と仏の御石の鉢
A車持皇子には「蓬莱の玉の枝」
H車持皇子と蓬莱の玉の枝
Iにせの玉の枝を持ち参上
J皇子の冒険作り話
K蓬莱山を発見
L玉の枝を持参
M匠の暴露と訴状
N姫の勝利と皇子の蒸発
B左大臣阿倍御主人には「火鼠の裘」
O阿倍御主人と火鼠の裘
P商人に騙されるお人好し
Qにせの火鼠の裘
Rかぐや姫、燃えない証拠をせまる
S燃え上がる裘
C大納言大伴御行には「龍の首の玉」
大伴御行と龍の首の玉
夢見る大納言と、家来たち
玉の捕獲に乗り出す大納言
荒れる海と雷鳴
明石に漂着した大納言
かぐや姫を人殺しと喚く
D中納言石上麻呂足には「燕の子安の貝」
石上麻呂足と燕の子安の貝
作戦の失敗と智恵者官人の出現
智恵者官人の極意皆伝
貝をつかんだ中納言の籠が墜落
燕の糞を握り気絶する中納言
死んだ中納言をあわれむ かぐや姫
『今昔物語集』と『竹取説話』の求婚難題譚比較/貨幣として使われた宝貝/
中国?王国の青銅器「貯貝器」
二、帝の「求婚」(帝求婚説話) 本文(原文・注釈・現代語訳・解説)
(5)御狩の行幸・帝の求婚 (求婚説話)
33 帝の御使いに背 く
34 献上なら翁に五位授ける
35 宮仕えなら死ぬと申す
36 帝の御狩り行幸
37 姫に情を込めて御文通
第六章 かぐや姫の昇天と不死の山(羽衣昇天説話・地名起源説話) 本文?(原文・注釈・現代語訳・解説)
(6)かぐや姫の昇天
38 月を見てかぐや姫の告白
39 八月十五日に月から迎え
40 竹取翁の家に武官二千人
41 かぐや姫お別れの挨拶
42 月からの使者
43 かぐや姫の罪を告白
44 不死の薬と天の羽衣
45 帝の手紙とかぐや姫の昇天
(7)不死の山と煙
46 不死の薬と駿河の不死の山
(本文、おわり)
第七章天孫降臨と竹民族の源流考
一、日本の羽衣天女伝説地(羽衣説話)
「三保の松原」の羽衣伝説/余呉湖の羽衣伝説/「奈具の社」の羽衣伝説/
鳥取県中部に伝わる羽衣伝説/沖縄県宜野湾市真志喜の「天人女房」
二、日本の七夕伝説地
交野が原
三、『竹取物語』の仏生説話
求婚者の難題物/昇天の「阿弥陀来迎図」
四、日本神話と先住民族「隼人」の天孫降臨神話
熊襲と隼人/「隼人」の文化/「隼人」の天孫降臨神話/甘南備山の月信仰/九州隼人の月信仰
五、「大住隼人」などの隼人舞
復活奉納した隼人舞/能楽五座のうち四座は、京田辺発祥地
六、不老不死の神仙思想
飯岡トヅカ古墳出土の青銅鏡 ―絵柄に不老長寿薬と飛天の歌舞―
@不老長寿薬と飛天の歌舞を描く
A不老不死の長寿薬と車馬を描いた「神人車馬画像鏡」
B飛天と天女の歌舞を描いた「神人歌舞画像鏡」
C西王母と神獣を描いた「変形一神四獣鏡」
中国古代の神仙世界
崑崙山に棲む西王母/西王母の不死薬/中国の月現象
月の都は不老不死
月と地上界との死生観/天女の不死薬と姫の手紙
七、竹の特性と神秘性
竹の霊力と特異性/『竹取物語』に見る霊力や呪力/竹と月の霊力/神の依代/
物語での竹利用 /竹の豊穣・結界・繁栄/竹の効能と特性/文化遺産と しての竹製品
第八章類似する海外の『竹取物語』 ―インドネシア・中国―
一、インドネシアの民話
@「パクリの領主(竹の王子と娘)」スラウェシ
A「竹薮の姫」東カリマンタン
B「ジャカ・タルブ(タルブ村の天女)」中部ジャワ
C「シアウ島の首長ビキビキ」シアウ島
D「天国の王女と結婚したみなし子」中部スラウェシ
E「ママヌアとウラセンドウ」
二、中国の『後漢書』『華陽國志』『群書礼記』から
@『後漢書』西南夷・夜郎傳
A『華陽國志』
B『群書礼記』
三、中国カム地方の「斑竹姑娘」(バンチュウクーニャン)
@「斑竹姑娘」の概要
A求婚難題譚の比較
第九章日本人の手になる『竹取物語』
一、かぐや姫
出生の秘密を打ちあける
二、天女の「飛天像」と神仙の「不死薬」
飛天は、天上と地上を飛翔する「使い」/飛天像の変遷と神仙の西王母/
富士市の竹取伝説と羽衣伝説/『万葉集』の竹取の翁と天女 /「月」と「地上」の経過速度 /
『竹取物語』は、月から迎えがきて昇天/朱智神社本殿から飛天像発見
三、不死の山は何処か(昇天説話)
駿河の「不死(不老長寿)の山」/天孫降臨の甘南備山/都に近い平安京の南基点「甘南備山」
四、『竹取物語』京田辺説の根拠
第十章竹取の作者は誰で、成立年代は何時か
一、竹取物語の文学性と文体について
二、作者の諸説について
源隆国説/源順説/源融説/森浩一・塚口義信の隼人説
三、紀氏系豪族説
紀長谷雄説
四、空海諸説
雨海博洋説
五、空海説
@遣唐使でインド直伝の密教学ぶ
A空海説の根拠
大和国十市の山寺「佛の御石の鉢」/久米仙人の神仙思想/湯浴の開湯伝説「蓬莱の玉の枝」/ 大伴御行の「龍の首の玉」
B空海は文学者・書家・教育者
空海の実績/空海の観音信仰と罪の祓え/空海の密教と『竹取物語』/仏教と神道の死後観/ 嵯峨帝の平安時代も舞台/真言密教儀礼と「不死の薬」「姫の誕生」/
空海の神仙道と不老不死/空海が果たした最大の成果
C作者は、弘法大師(空海)か
空海とユダヤ教
おわりに
参考文献
「竹取物語の舞台が京田辺市」に賛同頂いている先生の紹介
おわりに から
この日本初の小説でもある竹取物語をさまざまな角度から論述してみた。しかし、究極のところ、作者は
この物語で何を伝えたかったのか を考察する必要がある。二十年間にあたり、『竹取物語』の里(舞台)は
京田辺ではないかと考えて調査研究したのであるが、今ようやく 現段階でまとめて、ふと振り返ってみた
ところ、作者はこの物語で何を伝えたかったのかを考えてみた。
私は今まで人間愛の場面が次々と展開するので、それらのストーリーに惑わされて、じっくり見つめる
ことができなかった。私は妻を亡く して四年たってみたときに、かぐや姫とは「自分の妻のことを書きたくて
作者が筆をとった・・・」のではないかと思われるのである。
たしかに翁はおじいさんであり、子供がいないために突然幼児が竹の空洞から授かり大事に育てる。
しかし十五夜の満月の日に月から迎 えがきて去ってしまう。主人公はかぐや姫であり、翁は物語を展開さす
脇役である。ならばかぐや姫は「何者ぞ?」と考えたときに夫にと って一番大切なのは「パートナー」であり
「妻」であり、その妻そのものが「かぐや姫」と考えられるのである。
物語の中では翁夫妻の幼児として育てる。しかし「かぐや姫」のみを考えた場合は、最愛の妻である
べきなのである。
夫婦はどちらかがいつかは死別する。その妻が先にあの世に旅だったさまを「極楽浄土図」のごとく
天女とともに飛車に乗って月(あの世)へ帰っていく。そしてあの世(月)の不老不死の世界でいつまでも
輝いていてくれるように仏の慈悲が描かれているのである。本来なら天女伝説のように子供を産み、その後
羽衣を見つけて帰って行くのであるがあえて『竹取物語』の作者はその方法をとらずに誰とも結婚しなかった。
これについては何故なのか未だに誰も理由がわからず「月で罪をおかしたから」と一言あるだけである。この
あたりは作者の腕の見せ所と考えられる。
私はこの「竹取物語 現代考」を亡き妻の墓前にかかげるために数十年にわたり研究し続けてきたのでは
ないかと、今思えるのである。
■下記の2冊も含め自費出版の為に、博物館での販売と「郵便振込」は特別価格で販売。
『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389
加入社名 小泉芳孝
通信欄 『本の題名』を必ず記入
名前
郵便番号
住所
電話番号 FAX番号
Eーmail
なお発送は、上記が当方に到着しだい発送させて頂きます。 ※お問い合わせは、ここへメールをお送り下さい。
〈著者紹介〉
小泉芳孝(こいずみ・よしたか)
1947生まれ
京都府立城南高等学校卒業
日本写真専門学校卒業
近畿大学法学部卒業
佛教大学文学部(史学科)卒業
現 職 竹取翁博物館館長
大筒木出版代表
学生マンション「スカイハイツ三山木」オーナー
職 歴 大阪映画(株)撮影部
(株)京都放送(KBS京都)
所 属 城南郷土史研究会会員
諸団体 京田辺市郷土史会理事・京都地名研究会常任理事・
京都民俗学談話会会員・京都府立山城郷土資料館会員
などを歴任
専 攻 日本民俗学 郷土史 古代史 法律学
著 書 『稲作民俗の源流 ?日本・インドネシア-』
共 著 『京都の地名検証』『京都の地名検証2』
『京都民俗』『筒城』ほか投稿
資 格 法学士 文学史 博物館学芸員 潜水士 PADIライセンス アマチュア無線技師
E-mail koiy@leto.eonet.ne.jp
H P http://taketori.koiyk.com
2.『マスコミ一代記』小泉芳孝著
定価2000円+税→博物館特価1500円(税込) 4-6版 146ページ
博物館の開館に合わせての2冊目は、昭和の激動期いわゆる団塊の世代に生まれた私が、映画の
世界からマスコミの放送局で仕事をすることになった一代記を綴ったもの。
内容は、戦後の昭和22年に京都の田舎で生まれた作者が、高校を卒業して就職し高度経済成長の
激動期を生き抜いた記録集である。モノクロからカラーになりビデオや衛星中継、デジタルへと急激に
発展した時代背景を描きながら、様々な体験や出来事を振り返り綴った一代記である。
この本は、博物館の別館Aに常設展示の「マスコミ一代記展」と合わせてお読み頂ければ、より判り
やすく昭和・平成の時代をご覧になれると思います。
テレビラジオ局員として下積み時代のコマーシャル会社から転職入社したマスコミ人の定年までの体験記
を綴った一代記である。フィルム からビデオ、中継、モノクロからカラーへ、アナログからデジタルに突入、
その中で地方マスコミ人が見た放送のメディア盛衰史である。テレビ、ラジオにわたり放送記者、カメラマン、
ディレクター、プロデューサー、進行を経験した作者が綴る、バイタリティーあふれる感動を記録した人間
ドラマを展開している。 「はじめに」より
『マスコミ一代記』目次
目次
はじめに
第一章 下積み時代
一、原風景
「故郷」の世界そのままの子ども時代/勉強よりもカメラいじりに興味/映像の世界へのほのかなあこがれ
二、合唱とカメラに夢中の高校時代
落ちこぼれ、音楽に目覚める/合唱がくれた出会い/手に職をつけるためカメラの道へ
三、あこがれの現場を間近に見た実習
写真から映像へ方向転換/質を求めるプロの姿に脱帽/就職難で四苦八苦
四、社会人としての第一歩
現場はおおわらわ/テレビコマーシャルの力を実感/チャンスは突然舞い込んできた
五、カメラマンの夢に向けて転職
就職試験代わりの面接/チャンスをつかんでステップアップ/テレビマン人生の始まり
第二章 プロカメラマン時代
一、現場は遠い、見習い期間
肩書きは報送記者/サブデスク業務/ようやく人並みの仕事ぶりに二、報道部のウラ話火の見櫓
代わりの電話番/夜討ち朝駆けで記
者クラブ詰め/めくりの局長
三、ついたあだ名は「ポラロイドの主」
取材のお伴はゼンマイ式の従軍カメラ/ついたあだ名は「ポラロイドの主」/下積みだからこそ学べること
四、良い映像のためなら命がけ
カメラマン魂に火をつけた爆発事故/心身ともに仕事に捧げる生活/何があってもカメラは死守
五、激動の一九七〇年代
学生運動取材での失敗/世界への目を開かせてくれた万博/想い出の『京都の恋』
六、取材つれづれ 随行取材から選挙取材まで
蜷川府政の分かれ目となった選挙報道/野中広務と同席した「京都婦人の船」/国交再開前の
中国を取材
七、念願の自主制作映画を作成
水中撮影のため、スキューバダイビングに挑戦/自主制作映画のためにトラック島まで撮影旅行/
趣味を仕事に生かしてできたこと
八、新婚旅行でかなえた夢の世界一周
人生の伴侶との出会い/いざ、世界一周の旅へ/トラブルが深めた夫婦の絆
九、ビッグスターを独占取材
ビッグスターが地元の歌を!/過密スケジュールのすきまに取材/気さくなスターの素顔に感激
第三章 テレビディレクター時代
一、変わりゆくテレビ業界
技術革新がテレビを変える/ネット交換による大変動/京都の広域UHF局として再スタート
二、打たないのに競馬中継担当に
スポーツ三昧のディレクター業務/「勉強」のため、馬券購入/「打つ」より「食う」が楽しい競馬場
三、「ミステリーの女王」との事件取材
「タイムリー10」カメラマンに/未解決事件を追って/体は辛いが気持ちは充実
四、市民に密着したテレビ局として
チャリティー番組のさきがけ/驚きの成果を生んだ二つの番組/地方テレビ局の意義を考える
五、意外なところで映画にかかわる仕事が実現
八ミリ作家を応援/ヒッチコックを探して/助っ人は『エマニエル夫人』
六、二足のわらじ生活
とった資格は数知れず/もう一度学生に/周りの人のおかげで無事卒業
第四章 進行APC時代
一、変化のきっかけを生んだ人事異動
プログラムディレクターとして出発/現場を離れて管理部門へ/思いがけないプレゼント
二、新たな学びへの意欲
最新技術に百万円の投資/新たな興味への扉となった宮座行事/恩師の言葉を励みに卒論に取り組む
三、卒業論文で四苦八苦
スタートは問題山積/調査に資料集めに、東奔西走/人生の目標を見つけた大学生活
四、京都のよさを再認識
京都だからこそとれたスクープ/京都が伝える茶道の魅力/京都で知る日本人の心
五、KBSを襲う波
経営悪化のきっかけとなったイトマン事件/再建のために立ち上がる社員たち/
市民、 地元の協力を得て再生
第五章 ラジオディレクター時代から定年まで
一、趣味を仕事に仕事を趣味に
ラジオへ転身/趣味を生かして出演依頼/新番組は難しい
二、ラジオの力を実感
テレビとラジオの違い/入館者アップに貢献/地震でラジオの力を再認識
三、人生の折り返し地点
再び古巣へ/プロデューサーに昇格/妻の病と自らの入院
四、定年間際の休職
無念の休職/東北旅行で鬱を克服/復帰を果たせず定年に
五、第二の人生のスタート
テレビマンからマンション経営者へ/世界をめぐって東へ西へ/博物館建設から次なる夢へ
あとがき
KBS京都放送の概要
経歴
3.『京田辺の歴史散歩』小泉芳孝著
定価4000円→博物館特価3000円(税込)B5版 306ページ
(B5版の為郵送料500円ご負担下さい)郵便振込のみ合計3500円。
十数年前から京田辺市郷土史会の『筒城』に連載していたものを一冊の本に仕上げる為に最後の「草内
・東村」編を加え、他も新たに加筆して京田辺市の全てを完成させたものです。
これは、竹取翁博物館へ来て頂いた人達に散策のルートマップとなるように詳細な地図を入れ、地元
郷土史家や社寺の協力をえて写真を豊富に入れ込み完成したものです。
内容は、地域に伝わる民俗の伝承や発掘で見つかったもの、それに文献で記された古文書等を分析した
ものなど考古学、歴史地理学、文献学等の分野から詳細に書き記した郷土史である。
博物館では、一休さんや継体天皇、第一回特別展「竹取の作者は空海か」と合わせてお読み頂ければ
より判りやすく理解出来る資料である。
目 次
はじめに
第一章 三山木北部周辺 ”歴史散歩コース”
三山木北部周辺 ”歴史散歩コース”順路 初出―筒城
一.京田辺市「三山木」の地名起源について
二.京田辺市「山本」の概観
山本は環濠集落/官用交通の山本驛/『竹取物語』の舞台は、京田辺/、山本の寺院「寿宝寺」/
山本の氏神「延喜式内佐牙神社
三.山本の寺院
@寿宝寺
沿革/神仏習合/十一面千手観音立像/十一面千手観音の心/寿宝寺の宝物
A五大明王
講演「寿宝寺五大明王像について」小野寺久幸/明王/不動明王/降三世明王/軍荼利明王/
大威徳明王/金剛夜叉明王/愛染明王/孔雀
B佐牙神社御旅所の「百味と湯立て」
四、山本の自然
はじめに
@ 山本の地形 A山本の民家
B山本の湧き井戸 C山本周辺の用水路と魚達
五.山本の民俗
@農具の変遷と今昔
農具/水稲栽培の今昔
A祭祀
家庭祭祀の色々/神棚について/台所の三方荒神/ 火よけ・火伏せの神「愛宕」B林憲三先生との出逢い
六、飯岡の史跡
@飯岡の七井戸
A飯岡トヅカ出土の「神人車馬画像鏡」
七、高木・二叉の史跡
@新島襄ゆかりの「南山義塾跡」石碑
A同志社京田辺キャンパスの主な歴史
A 円面硯・斎串と翡翠製の勾玉
「三山木遺跡第四次現地説明会から」
第二章『竹取物語』発祥の地は”京田辺”その一
はじめに
一、翁は「山本驛」の駅長か太夫
二、竹取翁の名は「さかきのみやつこ」
三、「かぐや姫」と『古事記』の「迦具夜比売命」
四、「かぐや姫」は「光り輝く」「火の神」
五、『竹取物語』の五人の求婚者は実在人物
六、「大住」と「甘南備山」は、天女伝説地か
おわりに
第三章『竹取物語』発祥の地は”京田辺”その二
一、「竹取翁」の家は、「山もと」の近く
二、「竹取翁」の名は、「さかき」で「さか」は酒
三、『竹取物語』の作者は誰か
四、竹の筒には、霊力、呪力ひそむ
五、五人の求婚者への難題物
@かぐや姫が出した求婚者への難題
佛の御石の鉢/蓬莱の玉の枝/火鼠の皮衣/龍の頸の玉/燕の子安貝
六、「大住隼人」の呪術と竹細工
七、「不死の山」は「甘南備山」
八、『竹取物語』の舞台は京田辺
第四章『竹取物語』発祥の地は”京田辺”その三
はじめに
一、飯岡トヅカ出土鏡は、不老長寿と歌舞を描く
@不老不死の長寿薬と車馬を描いた「神人車馬画像鏡」
A飛天と天女を描いた「神人歌舞画像鏡」
B西王母と神獣を描いた「変形一神四獣鏡」
二、神仙の「西王母信仰」と不死の薬
三、『竹取物語』の月現象と再生信仰
四、月の都は不老不死、地上界は異常成長
五、「不死の山」は、都に近い筒木「甘南備山」
おわりに
第五章 三山木南部より普賢寺 ”歴史散歩コース”
三山木南部より普賢寺 ”歴史散歩コース”順路図
一、山崎の史跡
二、宮津の史跡
@江津 A宮ノ口
三、普賢寺の史跡
@山代 A「筒木」「筒城」「綴喜」 B普賢寺 C多々羅
第六章 竹取物語ゆかりの筒木について
はじめに
一、継体天皇の筒城と磐之媛の筒木
二、朱智神社と息長氏
三、山代の地名と息長山普賢寺
四、酒屋神社と神功皇后伝承
五、『竹取物語』の舞台は京田辺
@竹取翁の家は「山もと」近く
A飯岡出土鏡は、不老不死の神仙鏡
B【講演】山代の古代史と民族(的)文化
―甦った大筒木(綴喜)の王女・かぐや姫―
元京都府立大学学長 門脇禎二
はじめに/T消された山代の国の現像/
U天女に甦った”かぐや姫”/終わりに
第七章 水取より天王・高船・打田 ”歴史散歩コース”
水取より天王・高船・打田 ”歴史散歩コース”順路
一、水取の史跡
二、天王の史跡
三、高船の史跡
四、打田の史跡
五、天王の地名と歴史
六、朱智神社の飛天と筒木の絹織物
@朱智神社の飛天 A多々羅の絹織物
B『古事記』奴理能美の養蚕 C飛天像の変遷 D仏教の飛天
第八章 興戸周辺 ”歴史散歩コース”
興戸周辺”歴史散歩コース”順路
一、興戸の史跡
第九章 松井・大住周辺 ”歴史散歩コース”
松井大住周辺”歴史散歩コース”順路
一、松井の史跡
二、大住の史跡
三、大住の隼人舞と能楽
大住隼人と隼人舞/能楽四座は、京田辺が発祥地/志賀氏の能楽発祥地説/
『山城国隼人計帳』
四、『竹取物語』の求婚難題説話と先住民族「隼人」
かぐや姫の難題「燕の子安貝」/先住民族「隼人」の天孫降臨神話
五、南の疾風・隼人 ?隼人舞、故郷に帰る?
@「古代隼人文化を語る」サミット
公演・シンポジウム録から小泉芳孝の抜き書き
第十章 薪周辺 ”歴史散歩コース”
薪周辺 ”歴史散歩コース”順路
一、薪の史跡
二、甘南備山
三、臨済宗大徳寺派の寺「酬恩庵一休寺」
沿革/一休寺の文化財など/一休寺の宝物/一休自筆の主な著書/主な年中行事
四、一休宗純禅師の足跡
誕生から修業時代/一休という号/酬恩庵を建立/森女(森持者)との出会い/
大徳寺住職から入寂/一休禅師の教え
第十一章 田辺・河原周辺 ”歴史散歩コース”
田辺・河原周辺 ”歴史散歩コース”順路
一、田辺の史跡
二、河原の史跡
三、棚倉孫神社の「瑞饋御輿」
@製作方法と材料の詳細
A過去の御輿製作と巡行記録
第十二章 草内・東村周辺 ”歴史散歩コース”
草内・東村 ”歴史散歩コース”順路
一、東の史跡
二、草内の史跡
あとがき
資料
一、『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺の活動経過
@今までの京田辺市郷土史会の取り組みなど
二、『竹取物語』の「写本・復刻版・銅板・研究書籍」展示
三、京田辺発祥地説の主な紹介記事など
@特集「日本昔話の世界」かぐや姫発祥の地”京田辺市゛
Aかぐや姫サミット開催地訪問「ひとり旅リポート」
B夏休みの課題で富士市の親子が京田辺を訪問
C『筒城』創立五十周年記念誌から(平成十七年七月発行)
D「竹取物語の舞台が京田辺」に賛同頂いている先生の紹介>>
4.『稲作民族の源流』B>定価5000円+税→3500円(税込) 残部わずか
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『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389 加入社名 小泉芳孝
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今後発行予定陸の『陸のシルクロード』『海のシルクロード』『世界遺産探訪記』
『柳田民俗学の遠野』『日本の神社神道』『日ユ同祖論』『世界の宗教』
など予定。
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新聞・テレビ・雑誌などの取材は、こちらのメールまでお問い合わせ下さい。
「竹取翁博物館」」準備室 「大筒木出版」準備室
小泉芳孝kyoto japan『竹取物語』研究竹取の翁・かぐや姫。yk
私からのメッセージ!「」 これからもよろしく・・
ここに掲載の写真および記事の無断転載を禁じます。yk
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■地元で開催された「かぐや姫の里”京田辺」シンポジウム
日時:
2001年9月22日(土)午後1時〜4時(開場12時半)
場所: 京田辺市中央公民館 大ホール 定員300人
京田辺市田辺丸山214 (京田辺市役所南側)
パネラー 花園大学教授
曽根誠一氏(専門分野:国文)
岐阜経済大学教授 梅山秀幸氏(専門分野:日本文化)
竹資源活用フォーラム会長 内村悦三氏(専門分野:農林)
シンポ司会 京田辺市郷土史会理事
小泉芳孝氏(専門分野:民俗・郷土史)
主催 京田辺市郷土史会
後援 京田辺市教育委員会 京都新聞社 竹資源活用フォーラム
平成十二年度から十三年度までの経過
■第三十五回京田辺市民文化祭で「“かぐや姫の里”京田辺」展示
平成12年11月3日(祝)4日 京田辺市主催
■『京都新聞』記事 平成12年11月13日 朝刊「灯」
「かぐや姫の里」会誌で紹介し、市民文化祭でも発表!
■『京都新聞』記事 平成12年11月26日
「ものがたりと出会う」竹取物語と大筒木垂根王
■NHKテレビが「かぐや姫の里”京田辺”」を放映!
平成13年3月13日午後6時30分からの「ニュースパーク関西」で放映
「竹取物語シンポジウム」開催予告の報道
■『洛南タイムス』の記事 平成13年8月22日
■『読売新聞』の記事 平成13年9月1日
■『朝日新聞』の記事 平成13年9月6日
■『京都新聞』の記事 平成13年9月17日
■KBS京都ラジオ・・「笑福亭晃瓶のほっかほっかラジオ」2001年9月17日AM7時25分頃
京田辺市郷土史会理事
小泉芳孝氏が出演! AM7時25分頃10分間
《内容》京田辺が「かぐや姫」伝承地であり『竹取物語』発祥地であること紹介、
シンポ開催日パネラーの紹介など。
■KBS京都TV・・「田淵岩夫の特ダネ!」2001年9月14日11時30分頃
《内容》『竹取物語』「かぐや姫」発祥地のシンポ開催日とパネラー紹介、
申し込み問合せ先など紹介
「竹取物語シンポジウム」開催後の報道
■NHKニュース・「かぐや姫の里”京田辺」シンポジウム開催 2001年9月22日
《内容》「かぐや姫」「かぐや姫を主人公とした『竹取物語』の舞台は、一般的に言われている
奈良県広陵町よりも京都府南部の京田辺市ではないか」という説を考えるシンポジウムが、
京田辺市で開かれた。
■ラジオ和歌山の番組に生出演 2001年9月29日 PM1時から5分間
京田辺市郷土史会会長 藤本富雄氏が出演!『竹取物語』“かぐや姫”に関しての質問など
■一休さんウオーク 2001年11月10日
『竹取物語』発祥地の資料展示と、「小冊子」を販売
■『広報 きようたなべ』の記事 (京田辺市発行)2001年10月15日
「かぐや姫の里は京田辺」 国文学者ら迎えシンポジウム
■『京都新聞』の特集記事 2001年10月22日
京田辺は竹取物語の発祥地・活気づく「かぐや姫」の里
ミュージカルや紙人形劇・市民の催し広がる・学者の発言で拍車
市側は慎重姿勢
(京田辺支局:後藤竜介)
■同女大創立125周年「ホームカミンクデー」で展示 2001年11月4日
『竹取物語』発祥地の関係資料を展示
シンポジウムに参加された方から
■滋賀民俗学会の山本さん・・すごい発見で文献もしっかりとらえていて感心しました。
大住の月読神社など数回よせて頂いていますので良く内容がわかりました。すごい発見で文献も
しっかりとらえていて感心しました。シンポの参加者が200人以上もあり、市民らの関心の深さ
を示しているのでは・・。隼人は、滋賀の瀬田近くにも住んでいたので繋がりがあると思われる。
■大阪史跡探訪の主催者、大本さん・・かぐや姫の古事記との関係を興味部深く拝聴しました。
お伽草子のような物語と思っていたかぐや姫の古事記との関係を興味部深く拝聴しました。大住隼人や
磐之姫との関係もあり、一度ゆっくり散策したく考えています。立派なむ司会でした。
■地元の元教師、林さん・・わかり易い内容で大変良かった。
わかり易い内容で大変良かった。司会の方の進め方も上手く的確で、準備が大変だったでしょうね。
参加者らの反響も大変良かった。
■同志社大学の学生、濱本さんから・・京田辺が本当に竹取物語の舞台のように思えてきました。
E−mail:実は私は竹取フォーラムに行きました。お話を聞く前は半信半疑でしたが、
フォーラムが終わってからは、京田辺が本当に竹取物語の舞台のように思えてきました。
■京田辺市郷土史会 機関誌「筒城」の『竹取物語』かぐや姫の里を紹介した初出記事
1. 『筒城』第36輯・・(平成3年3月発行)
「山背国綴喜郡山本駅と古代駅制について」山本駅と竹取物語について・・小泉芳孝
2.
『筒城』第38輯・・(平成5年3月発行)
「出垣内村のこと-大筒木旧館跡-」竹取の翁と大筒木旧館跡について・・水山春男
3. 『筒城』第45輯・・(平成12年3月発行)
「竹取物語を考える」地元資料や文献から「かぐや姫」京田辺を推定・・水山春男
4.『筒城』第46輯 (平成13年3月発行)
「『竹取物語』発祥の地は”京田辺”」・・・・・・・・・・・・・・・小泉芳孝
5.『筒城』第47輯・・(平成14年3月発行)
『竹取物語』” かぐや姫の里” 京田辺
「シンポシウムで「物語の発祥地」強調!」・・・・・・・・・・文化部会
「シンポジウム『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺を開催」
・『竹取物語』と「綴喜」ノート構想時のモデル地である可能性・・曽根誠
・藤原宮子とかぐや姫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・梅山秀幸
・かぐや姫が生まれたタケを考える・・・・・・・・・・・・・・・内村悦三
第36回京田辺市民文化祭の展示と上演
『竹取物語』かぐや姫の里は、やはり京田辺だった・・文化部会
「竹取物語』発祥の地は”京田辺”その二」・・・・・・・・・・・・小泉芳孝
「飯岡トヅカ出土の神人車馬画像鏡は中国製か」・・・・・・・・・・小泉芳孝
内容:道教の神仙・西王母と従者、四頭立て車馬出行などの画像がみられる銅鏡
「神人車馬画像鏡」が出土している。西王母は、中国の神話上の中心的人物と
され、不老不死の薬をもって永遠の若さを保ちながら人の世の生命を司って
いるとされる。
6.『筒城』第48輯・・(平成15年3月発行)
『竹取物語』発祥の地は”京田辺”
・インドネシアの民話、中国『後漢書』『斑竹姑娘』から・・・・・ 小泉芳孝
・「私と竹取物語」・・・・・・・・・・・・玉井芳泉
・「竹製の民族楽器アンクルン」と「ミニミニ展」・・・・文化部会
・「『竹取物語』”
かぐや姫の里”展を京都信用金庫で開催!」・・・・文化部会
・「かぐや姫の町」広陵町を訪ねて・・・・・藤本富雄
7.『筒城』第49輯・・ (平成16年3月発行)
「『竹取物語』“かぐや姫の里”京田辺の活動経過」・・・・・・・・小泉芳孝
「竹取物語ゆかりの筒木について」・・・・・・
京田辺市郷土史会「かぐや姫の里を考える会」会長 小泉芳孝
「今、京田辺がおもしろい」かぐや姫ゆかりの里散策マップ・・・
京田辺市郷土史会「かぐや姫の里を考える会」会員 太田文代
8.『筒城』第49輯・・(平成16年3月発行)
「かぐや姫の里」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小泉芳孝
9.『筒城』創立五十周年記念誌 (平成17年7月発行)
「”かぐや姫の里”と京田辺について」・・・・・・・・・・・・・小泉芳孝
「キトラ・高松塚古墳」被葬者の貴公子説について・・・・・・・・太田文代
『竹取物語』かぐや姫の里を紹介した書籍など
■稲作民俗の源流-日本・インドネシア-』 小泉芳孝著(文理閣)
第4章.古代駅制・山本駅と『竹取物語』 平成12年2月20日発行
■『竹取物語』かぐや姫の里 "京田辺" 小冊子 京田辺市郷土史会編集 平成13年9月発行
■『地名探求』創刊号「『竹取物語』かぐや姫の里 "京田辺"」 小泉芳孝
内容: 京都地名研究会 平成14年3月発行
1.『竹取物語』の発祥地について 2.「竹取の翁」の家は、「山本」の近く
3.『竹取物語』の「かぐや姫」と『古事記』の「迦具夜比売命」 4.「かぐや姫」は「光り輝く」「火の神」
5.『竹取物語』の五人の求婚者は実在人物 6.「大住隼人」の天孫降臨神話 7.「不死の山」は「甘南備山」
8.『竹取物語』の舞台は京田辺
■別冊1号 シンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」
平成15年10月10日発行
「竹取物語ゆかりの筒木について」小泉芳孝 発行:京都地名研究会
■『ぴゅあはうす』特集「不思議のクニ」京田辺市 隼人の民がルーツ!?かぐや姫の里
ぴゅあはうす編集室 東方出版(株) 平成15年8月号。
記事内容:記事内容:かぐや姫と竹取の翁は実在の人物。古事記、開化天皇の孫「大筒木垂根王」と
その娘「迦具夜比売命」。要衝「山本駅」の存在が焦点に。竹取の翁は「山もと」の「山本村」周辺が
発祥の地。「竹取物語」の原型は隼人の民の伝承?。考古学者の森浩一氏は、この地に竹の文化を持ち
込んだ隼人達の伝承が原型となって、後に一つの文学に集約されたのではないかとしている。
■学研都市の"わ"Wa. 2004.May VOl.22 編集:都市公団
関西支社 平成16年5月記事から。
記事内容: 古事記には、開化天皇の孫「大筒木垂根王」とその娘
「迦具夜比売命」の名が記されていたり、
竹取の翁は「山もと」とあり、また竹取の翁は最初「さかきの造」と呼ばれていたなどから、京都府京田辺市
三山木の通称名「山本村」周辺が発祥の地であるとしている。
■『エプタ』Vol.23 エプタ編集室 2005年9月号。
「日本昔話の世界」1.浦島太郎(京都伊根町・浦島神社)、2.桃太郎(岡山・吉備津神社)
3.かぐや姫発祥の地 日本民俗学・郷土史研究家 小泉芳孝
京田辺市郷土史会 会長 藤本富雄
内容:京田辺の地名が「竹取物語」の多くと一。翁の家のある「山本」は古代の駅だった。
古事記、日本書紀にかぐや姫のモデルが。「竹取物語」の作者はだれか?
■京田辺市郷土史会 かぐや姫の里を考える会
HP http://take-tanabe.hp.infoseek.co.jp/
その他参考資料
■中西 進さん・・古事記は日本の史書である。決して神話や物語ではない。
『万葉集』は、史書ではない。『古事記』は、史書である。編纂者の政治的立場が、いたるところに見え
隠れしている。"史書"を研究する際には、特別な注意が必要である。『古事記』上巻は、神話ではない。
徐福集団の日本渡来(紀元前210年)と、その子孫の"歴史"を描いた史書である。この仮説が、私の
『古事記』観の基本をなしている。『真福寺本古事記』こそ『古事記』本来の姿を伝える唯一の写本と
判断する。この立場からすれば、本居宣長の『訂正古訓古事記』は贋作と考えられる。『古事記』を曲解、
改竄した偽物である。あらゆる"歴史"は、常に書き替えられる宿命を持っている。それが、"歴史"の本質
である。 『思索過程』2002年7月24日より
中西氏紹介−東京大学大学院修了。文学博士。成城大学教授を経て、アメリカ・プリンストン大学客員教授
筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、トロント大学客員教授、大阪女子大学学長、帝塚山学院
学院長に就任。奈良県立万葉文化館長、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター名誉教授。
『万葉集』など古代文学の比較研究を主に、日本文化の全体像をおさめた研究・評論活動で知られる。
読売文学賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞ほか受賞多数。著書:『中西進万葉論集』
(全8巻)『万葉集全訳注』『中西進日本文化をよむ』ほか。
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺の主な活動
■第36回京田辺市民文化祭で成果発表 平成13年11月3日(土)〜4日(日) 展示
『竹取物語』絵巻物の展示 京田辺市薪の手書き染色作家 玉井芳泉さんの作品
天皇家の図面(大筒木真若王の入った開化天皇家系図)拡大して
『旧記普賢寺之遺跡』の「大筒木垂根王」の古文書
天女伝説の大住隼人の天孫降臨関係資料(隼人の盾)など
特設ステージ 人形劇(ペープサート)『竹取物語』を上演。脚本・制作・出演メンバー・・・
人形劇団「ぷくぷく」、朗読の会「萌え」代表者 太田恵美さん 演者7人(女性) 会員らの竹に関する珍品を展示。
竹の道具 茶・花道具 「茶せん・茶杓・花器・蓋置き・結界・など」
その他会員から
竹の楽器 中口ひとみさん インドネシアの竹の楽器「アンクルン」1.8mX1.7m
ベトナムの(竹の木琴)チャルン、ペルー・メキシコ・チリの楽器
竹工芸 岩本俊彦さん 作品名「かぐや姫の誕生」 畳一畳の大きさ
■「講演会」山代の古代史と民族(的)文化−甦った大筒木(綴喜)「王女かぐや姫」−
開催日時:平成15年5月25日(日)午後2時30分〜午後4時 講演会
場 所: 京田辺市社会福祉センター 3階 第一研修室
演 題: 『山代の古代史と民族(的)文化 −甦った大筒木(綴喜)−「王女かぐや姫」』
講 師: 元京都府立大学長 門脇禎二氏
主催 京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内
■<シンポジウム>メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」京都地名研究会
開催日時:平成15年10月19日(日)午前10時〜16時00分
開催場所:京田辺市中央公民館大ホール(収容人員200人)
【基調講演】10時10分〜
「神功皇后伝説のふる里を探る―南山城の”息長”の地名を手がかりとして―」
塚口義信 堺女子短大学長(日本古代史・文化人類学)
「竹取物語ゆかりの筒木について」
小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事 葛椏s放送(日本民俗学 郷土史家)
「南山城の神社と伝承について」
石田天祐 日本語語源研究会 潟Mルガメシュ(幻想創作家 相撲史研究家)
【シンポジウム】テーマ「秘められた山城を探る」12時50分〜16時
冒頭コメント:吉田金彦 日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授
予定パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑 斎藤
司 会:古川
章 郷土史家 洛南艸舎文庫人
シンポジウムの予定項目
1.神功皇后伝説と“息長”一族それに継体天皇「筒城宮」
2.南山城の古墳(飯岡古墳群・椿井大塚山古墳・佐紀古墳群)
山代の古墳出土鏡と被葬者は? 三角縁神獣鏡 神人車馬画像鏡
3.『古事記』に記す山代の地名・人名・祭神
「かぐや姫と大筒木乗根王」「山代之大筒木真若王」「山代荏名津比命」
「山代内臣」「山代大国之淵」「山代内臣之祖」
4.『竹取物語』にちなむ地名「山本驛」「筒城」「山崎」「甘南備山」「三室戸」など
5.山代の渡来人に関する地名について(酒・絹織物・鉄・発酵食品)
6.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐媛」
7.山代・山背・山城、筒木・筒城・綴喜、山代川・和訶羅河・和韓河・泉川・木津川など
主催:京都地名研究会 共催:京田辺市郷土史会
後援:京田辺市教育委員会、京都新聞京田辺支局、京田辺市観光協会
■隼人サミット「古代隼人文化を語る」 鹿児島県隼人町
開催日時: 平成16年8月1日(日)
午前9時45分〜午後4時15分
開催場所:
隼人町農村環境改善センター(隼人町役場近く)鹿児島県姶良郡隼人町
サミット出演者
特別講演 10時15分〜「隼人と日本文化」
森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授
「隼人舞上演」・・鹿児島せばる・京田辺市大住・鹿児島神宮
シンポジウム13時30分〜
進 行 役
原田 泉 鹿児島大学法学部教授
指導助言 井上満郎 京都産業大学教授 京田辺市郷土史会理事
パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授
小泉芳孝 郷土史家 京田辺市郷土史会理事
角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
藤浪三千尋 隼人町教育委員会
テーマT「日本神話の中の隼人」海幸・山幸などの神話、隼人と竹
テーマU「機内に移住した隼人」京田辺・阿田への移住、竹取物語
上記以外のその他活動報告
◎郷土史会 機関誌『筒城』から
1. 第36輯 「山背国綴喜郡山本駅と古代駅制について」平成3年3月発行 山本駅と竹取物語について小泉芳孝
2. 第38輯「出垣内村のこと-大筒木旧館跡-」平成5年3月発行 竹取の翁と大筒木旧館跡について 水山春男
3. 第45輯「竹取物語を考える」平成12年3月発行 地元資料や文献から「かぐや姫」京田辺を推定 水山春雄
4. 第45輯「山本村の鶴澤ノ池」平成12年3月発行 地元資料や文献から「かぐや姫」京田辺を推定 小泉芳孝
◎『稲作民俗の源流-日本・インドネシア-』小泉芳孝著(文理閣)第4章.古代駅制・山本駅と『竹取物語』平成12年2月20日発行
◎『京都新聞』記事 『かぐや姫の里』 平成12年10月15日朝刊「山城版」
森浩一さんは、「京田辺市は自身を持って『かぐや姫の里』と言っても何ら学問的に不思議はない」
◎第35回京田辺市民文化祭で『竹取物語』“かぐや姫の里”京田辺と題して展示。平成12年11月3日4日京田辺市主催。
「展示コーナー」、田辺の竹を利用した“かぐや姫誕生シーン”、かぐや姫の絵画、
京田辺市内の“物語ゆかり”の場所説明図(地図・写真など)、
日本全国の「かぐや姫シンポジウム」活動している自治体の紹介、
市民向けの簡単な冊子の配布や参考書籍、会員による展示説明も行った。
展示、本久和枝氏制作の人形(かぐや姫)・大内理恵氏の絵画等。
◎『京都新聞』記事 「かぐや姫の里」郷土史会会員が会誌で紹介し、市民文化祭でも発表!平成12年11月13日朝刊「灯火」
◎京田辺は『竹取物語』が熟成した場所 同大名誉教授の森浩一氏「歴史シンポジウム」で発表!
京田辺が「かぐや姫」伝承地!『竹取物語』発祥地!
講演会「いま南山城の古代がおもしろい」で同大誉教授森浩一氏、
京田辺は「自信を持って“かぐや姫の里”と言っても何ら学問的に不思議はない」と発言。
◎第36回京田辺市民文化祭で成果発表 平成13年11月3日(土)〜4日(日) 展示
『竹取物語』絵巻物の展示 京田辺市薪の手書き染色作家 玉井芳泉さんの作品
(絵巻物提供者:「京鹿ノ子絞館」吉岡健治氏)
会員らの竹に関する珍品を展示。
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺の活動経過実績
今までの京田辺市郷土史会などの取り組み
◎京田辺
竹の道具 茶・花道具 「茶せん・茶杓・花器・蓋置き・結界・など」
その他会員から竹の楽器 中口ひとみさん インドネシアの竹の楽器「アンクルン」1.8mX1.7m
ベトナムの(竹の木琴)チャルン、ペルー・メキシコ・チリの楽器
竹工芸 岩本俊彦さん 作品名「かぐや姫の誕生」 畳一畳の大きさ
ミュージカル「竹取物語」上演 京田辺市中央公民館大ホール
マスメディアなど・・・
◎KBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほっかラジオ」日産フラッシュジャーナルに2001年9月14日AM11時30分頃
京田辺市郷土史会理事
小泉芳孝氏が出演! (AM7時25分頃10分間)
《内容》京田辺が「かぐや姫」伝承地であり『竹取物語』発祥地であること紹介、シンポ開催日パネラーの紹介など。
◎KBS京都TV 「田淵岩夫の特ダネ!」(2001年9月17日AM7時25分頃10分間)
《内容》『竹取物語』「かぐや姫」発祥地のシンポ開催日とパネラー紹介、申し込み問合せ先など紹介。
◎「竹取物語シンポジウム」『竹取物語』かぐや姫の里は、やはり”京田辺”だった!平成13年9月22日開催!
パネリスト花園大学の曽根誠一教授(専門:国文)
岐阜経済大学の梅山秀幸教授(専門:日本文化)
竹資源活用フォーラムの内村悦三会長(専門:農林)
シンポ司会
京田辺市郷土史会理事 小泉芳孝氏(専門分野:民俗・郷土史)
主催 京田辺市郷土史会
後援
京田辺市教育委員会 京都新聞社竹資源活用フォーラム
一般広報 『広報京田辺』 市広報掲示板 新聞各社 KBS京都
【新聞記事】
『京都新聞』9月23日 『読売新聞』9月23日 『広報 きようたなべ』10月15日 『洛南タイムス』9月23日
NHKニュース「かぐや姫」 (9月22日放送)
『竹取物語』の舞台は、一般的に言われている奈良県広陵町ではなく、京都府南部の京田辺市ではないか」説を考えるシンポジウム京田辺市で開催!
『竹取物語』発祥の地は "京田辺"小冊子の発行 京田辺市郷土史会 文化部会(イラスト画:染色作家 玉井芳泉)
◎『京都新聞』『朝日新聞』記事 左をクリックして下さい!
◎『京都新聞』”京田辺はかぐや姫の里”京田辺市郷土史会が『竹取物語冊子』発行」
◎ 『京都新聞』”かぐや姫の里” 郷土史会がシンポ
◎NHKテレビ3月13日PM6時「ニュースパーク関西」でもかぐや姫の里”京田辺と放映!NHKニュース「かぐや姫」
◎人形劇(ペープサート)『竹取物語』上演。『竹取物語』の台本作成、劇に使う絵を手作りして発表。
上演10月3日 4日 脚本・制作・出演・・人形劇団「ぷくぷく」、朗読の会「萌え」
◎京田辺は、かぐや姫の里!「絵巻物
竹取物語」京鹿の子染色絞絵本展、京田辺市で開催!
日本最古の物語を日本最古の染色「絞」で表現 玉井芳泉氏
平成14年5月 7日〜5月12日10時〜16
時 場所:京都府京田辺市立中央図書館ギャラリー「かんなび」
◎富士市の中学生が修学旅行で『竹取物語』発祥地の京田辺市を訪問 郷土史会の水山氏が説明。H14.5
◎アンクルンとインドネシア ミニミニ展
天女のお話しとかぐや姫に似た民話などを紹介。京田辺市中央図書館ギャラリー「かんなび」
7月21日午後1時〜講演「第二のふるさと」。講師:スゲン・サントス先生(インドネシア・ボゴール農家大学)
◎『竹取物語』”かぐや姫の里”を京都信用金庫三山木支店 ロビーで展示!平成14年4月11日(木)〜
◎竹取物語のスタンプ押して 京田辺、郷土史会が作成
Kyoto
Shimbun 2002.11.28 News
◎『地名探求』創刊号 研究ノート『竹取物語』"かぐや姫の里"京田辺 小泉芳孝 京都地名研究会発行
内容: 2003.3.31.発行
1.『竹取物語』の発祥地について 2.「竹取の翁」の家は、「山本」の近く
3.『竹取物語』の「かぐや姫」と『古事記』の「迦具夜比売命」 4.「かぐや姫」は「光り輝く」「火の神」
5.『竹取物語』の五人の求婚者は実在人物 6.「大住隼人」の天孫降臨神話 7.「不死の山」は「甘南備山」
8.『竹取物語』の舞台は京田辺
◎竹原市の「かぐや姫文庫」山口真一館長が京田辺市へ訪れ、竹取物語ゆかりの地を見学2003.5.24
◎『筒城48輯』から 2003.3.30
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺 インドネシアの民話、中国『後漢書』、『斑竹姑娘』から 小泉芳孝
継体天皇の「筒木」は、竹から生まれた「かぐや姫」の生誕地 語源研究会 石田天佑
かぐや姫コンテストとサミットの開催を 京田辺市 市会議員 羽原 豊
◎講演会−甦った大筒木(綴喜)「王女かぐや姫」−」開催!平成15年5月25日午後2時30分〜市社会福祉センター
演題 『山代の古代史と民族(的)文化 −甦った大筒木(綴喜) 「王女かぐや姫」ー』
講師 元京都府立大学長 門脇禎二氏 主催 京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内
『竹取物語』の研究者 神奈川県の大学院生 川勝さんが講演会に来訪され郷土史会員と交流。
◎そよかぜ幼稚園のPTAが『竹取物語』劇する為、郷土史会長に問合せあり。資料を渡す。H15.6
◎「かぐや姫の里を考える会」の発起人会を開き目的と活動方針を検討。京田辺市郷土史会 市中央公民館2F会議室 H15.7.19
◎ハウジングマガジン雑誌『ぴゅあはうす』に取り上げられる・・・2003年8月1日発行
特集「不思議のクニ」京田辺市 隼人の民がルーツ!?かぐや姫の里 ぴゅあはうす編集室 東方出版(株) 平成15年8月号。
記事内容:かぐや姫と竹取の翁は実在の人物。古事記、開化天皇の孫「大筒木垂根王」とその娘「迦具夜比売命」。
要衝「山本駅」の存在が焦点に。竹取の翁は「山もと」の「山本村」周辺が発祥の地。「竹取物語」の原型は隼人の民の伝承?。
考古学者の森浩一氏は、この地に竹の文化を持ち込んだ隼人達の伝承が原型となって、後に一つの文学に集約されたのではないか
としている。
カラー写真入りで8ページに渡り紹介された。綺麗なカラー写真と解かりやすい記事です。きっと出かけて見たく
なる記事です。京田辺市にある一休寺の紹介もされています。
◎「かぐや姫と竹フエスタ」イベントで「かぐや姫の里を考える会」が協力参加。主催:市商工会「ファイトクラブ三山木」 2003.10.18
「もののけ姫」調のバンド演奏による「かぐや姫の里・京田辺」の歌が完成し会場で初披露した京田辺市郷土史会「かぐや姫の里を考える会」。
◎京新聞記記事 「変わる観光 一休さん頼み限界」
記事内容:京田辺は「竹取物語」の舞台という伝承があり、郷土史会が今年、「かぐや姫の里を考える会」を設立した。
かぐや姫伝説を生かしたセミナーやウオ‐キングなど実施する予定だ。
一休に並ぶ観光ブランドとして魅力があるが、定着するかは未知数だ。・・・
■学研都市の"わ"Wa.
2004.May VOl.22 編集:都市公団
関西支社 平成16年5月記事から。
京阪奈歴史散歩 竹林と古文書が伝える・京田辺。「かぐや姫の里」京田辺が取り上げられる。
記事内容:古事記には、開化天皇の孫「大筒木垂根王」とその娘
「迦具夜比売命」の名が記されていたり、
竹取の翁は「山もと」とあり、また竹取の翁は最初「さかきの造」と呼ばれていたなどから、
京都府京田辺市三山木の通称名「山本村」周辺が発祥の地であるとしている。
◎隼人サミット「古代隼人文化を語る」
平成16年8月1日(日)
午前9時45分〜午後4時15分隼人町農村環境改善センター鹿児島県隼人町
隼人サミットでは、隼人に関する講演やシンポジウムのほか京田辺市の隼人舞や鹿児島神宮の隼人舞を披露。
竹と文化、機内隼人の歴史、海幸・山幸の神話それに隼人と竹取物語との関係などの隼人の文化を掘り起こされた。
中央に位置し、曽の国と呼ばれていました。
◎読売新聞「古事記と山城 深い関係」かぐや姫の里 (学研都市支局長 中野真一) 2004.8.23記事「京都総局から」
記事内容:夏休みに口語訳の『古事記』を読み、京田辺市大住の月読神社「隼人舞」が九州の大隅半島から移住したとされる。
市郷土史会の小泉芳孝さんは、この山城を「かぐや姫の里」と言い、垂仁天皇のきさきカグヤヒメの父オホツツキタリネは
綴喜に、月読神社は月に通じるとのみかた。昨年この話を聞いた商店街と同志社大生がかぐや姫コンテストを企画。人気を呼ぶ。
◎「京田辺のかぐや姫伝説」講演 京田辺市商工会工業部会「キララ会」主催 2004.9.7
講師:市郷土史会 小泉芳孝
商工会が地域の活性化と商品開発に向けた取組の一環として「かぐや姫の里と京田辺」を解説。
◎富士市の親子が「夏休みの課題」で『竹取物語』発祥地の京田辺市を訪問 2005年7月
京田辺市郷土史会の藤本富雄会長が詳細説明し資料を手渡した。
◎『筒城』創立五十周年記念誌
(平成17年7月発行)
1.「キトラ・高松塚古墳」被葬者の貴公子説について・・・会員 太田文代 。
古墳の被葬者は、かぐや姫の貴公子モデルか「キトラ古墳」阿部御主人と「高松塚古墳」石上麻呂。
2.「"かぐや姫の里"と京田辺市について」・・・・・理事 小泉芳孝
あゆみ、 視野の広がりと今後の展望。
◎雑誌『エプタ』Vol.23
エプタ編集室発行。会長宅へ取材 2005年9月号。
「日本昔話の世界」1.浦島太郎(京都伊根町・浦島神社)、2.桃太郎(岡山・吉備津神社)
3.かぐや姫発祥の地 日本民俗学・郷土史研究家 小泉芳孝
京田辺市郷土史会 会長 藤本富雄
内容:京田辺の地名が「竹取物語」の多くと一。翁の家のある「山本」は古代の駅だった。
古事記、日本書紀にかぐや姫のモデルが。「竹取物語」の作者はだれか?
◎かぐや姫サミット 開催地訪問 −ひとり旅のリポート−
2006年度活動
日時: 2005年(平成17年)12月6日(火)〜11日(日)
AM10:00〜PM6:00
(5日はPM1:00から、10日はPM5:00まで、11日はPM4:00まで)
場所: 京田辺市立中央図書館 ギャラリー「かんなび」
京都府京田辺市田辺辻40番地
内容: 文化と産業が融合した文化の香り高いまちをひざす七市長の「かぐや姫」「産業」「遺跡」「文化施設」などを紹介。
主催: 中口ひとみ (京田辺市郷土史会 かぐや姫の里を守る会会員)
訪問地
第一回 平成7年 奈良県広陵町 第二回 平成8年 岡山県真備市
第三回 平成9年 京都府向日市 第四回 平成10年 鹿児島県宮之城町
第五回 平成11年 静岡県富士市 第六回 平成12年 香川県長尾町
第七回 平成13年 広島県竹原市
◎京田辺市郷土史会 機関誌『筒城』第51輯2006年(平成18年)3月発行
『竹取物語』の求婚難題説話と先住民族「隼人」 小泉芳孝
1.かぐや姫の難題「燕の子安貝」 2.先住民族「隼人」の天孫降臨神話
『竹取物語』"かぐや姫の里" 「京田辺」 京田辺市郷土史会 文化部会
「竹取物語の舞台が京田辺市」に賛同頂いている先生の紹介
吉田金彦、森浩一、門脇禎二、本田義憲、井上満郎、塚口義信、中西進、曽根誠一、
矢代新一、井上仁一他の先生方。その他の新聞記者など。
「かぐや姫伝承と磐の姫について」 有地淑羽
◎紙人形劇と語りで綴る「竹取物語」の上演活動。2006年
(京田辺市在住の人形劇団「ぷくぷく」朗読の会「萌え」)
「竹取物語の里
"京田辺"」での2006年公演
2/21 京田辺市立桃園小学校/6年生授業
6/6
京田辺市中央図書館/京都子供文庫連絡会南部研究会
12/3 京田辺市福祉センター/児童青少年演劇まつり?やましろのくに
12/18 京田辺市立薪小学校/6年生授業
他に12/2.3開催の「児童青少年演劇祭り?やましろのくに」
今年のテーマ「きずの竹」で企画しています。
出演作品/ミュージカル「竹取物語」、紙人形劇
と語りで綴る「竹取物語」
展示作品/人形劇「かぐやひめ」(八幡)
◎『毎日新聞』の記事で京田辺市郷土史会の会報『筒城』を紹介された。
竹取物語地元説を特集でかぐや姫は「京田辺生まれ」の記事
かぐや姫の里"京田辺"も全国区になった…。2006年(平成18年)5月23日記事
◎少年写真新聞「図書館教育ニュース」No.1114
2007年(平成19年)5/18号
ミステリアスナ竹取物語として「京都府京田辺市説」が富士市説と広陵町説とともに掲載される
◎『毎日新聞』2007年6月9日記事
「竹取物語」京田辺発祥説
全国一万部発行の「図書館教育ニュース」学校壁新聞に掲載 「古事記に名前 信憑性ありと判断」
「かぐや姫の里」
ビデオ動画講座
その他のマスメディア
NHKニュース「かぐや姫」 (平成13年9月22日放送)
「かぐや姫を主人公とした『竹取物語』の舞台は、一般的に言われている奈良県広陵町ではなく、京都府南部の
京田辺市ではないか」という説を考えるシンポジウムが、京田辺市で開かれました。
KBS京都ラジオ 「笑福亭晃瓶のほっかほっかラジオ」の日産フラッシュジャーナルに
(2001年9月14日AM11時30分頃)
京田辺市郷土史会理事
小泉芳孝氏が出演! (AM7時25分頃およそ10分間)
《内容》京田辺が「かぐや姫」伝承地であり『竹取物語』発祥地であることの紹介と、シンポの開催日
それにパネラーの紹介、申し込み問い合わせ先など。
KBS京都TV 「田淵岩夫の特ダネ!」催し物紹介コーナーで
(2001年9月17日AM7時25分頃およそ10分間)
《内容》『竹取物語』「かぐや姫」発祥地のシンポ開催日とパネラーの紹介、申し込み問い合わせ先などを
スタジオに掲げたポスターで紹介。
題名『稲作民俗の源流―日本・インドネシアー』 ※お読みになった方からメールをいただきました。 ========== 切取り線 ============ 切取り線 ==== 特別特価(筆者発送分のみ) 下記の郵便振込 講座番号に4000円をお振込ください。 定価5000円+消費税を、4000円(本の郵送料+消費税は当方負担)に ー著者直接の、予約申込ー
名 前 4000円(本代+郵送料+封筒込み)を下記の郵便振込 講座番号へお送りください。 『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389 加入社名 小泉芳孝 棚田支援市民ネットワーク http://www.avis.ne.jp/~ogit22/tanada.htm ![]() |
■千年の都、京都。ここを起点として近畿から国の内外に
国の内外に及び、地名を広く細かく蒐集し、比較調査して、
地名を学ぶ会です。・・・
■「地名は大地に刻まれた歴史」 谷川 健一
(宮城県地名研究会HPから)
■「都藝泥布」 第1号(読み「つぎねふ」は「山城」の枕詞)
京都地名研究会の通信誌の第1号
京都地名研究会の通信誌の第2号
京都地名研究会の通信誌の第3号
京都地名研究会の通信誌の第4号
京都地名研究会の通信誌の第5号
隼人サミット「古代隼人文化を語る」
鹿児島県隼人町
目的
隼人町一帯は古代日向国の大隅、阿多の中央に位置し、曽の国と呼ばれていました。
この地域は一宮正八幡宮である鹿児島神宮を持ち、海幸・山幸伝説など神武東征に係る伝説が数多く
存在します。鹿児島神宮には、山幸が龍宮から持ち帰ったとされる、潮満玉と潮引き玉が保管されてい
ると言われています。また、天皇の即位の礼に舞われるとされる隼人舞も千年もの時代を経た現在でも
受け継がれていると言われます。
この隼人舞が庶民化し、祭事などで舞われ、せばる隼人舞・京田辺市の隼人舞、さらに猿楽・能楽へと
進化したものと言われています。これらの事が物語る古代隼人の文化とは、古代日本の形成に大きく影
響した事が伺えます。
今回の隼人サミットでは、隼人に関する講演やシンポジウムのほか京田辺市の隼人舞や鹿児島神宮の
隼人舞の競演を予定しています。シンポジウムでは、考古学者や隼人研究者それに民俗学者らとともに、
隼人の竹と文化、機内隼人の歴史、海幸・山幸の神話それに隼人と竹取物語との関係などの隼人の文化を
掘り起こすことになっています。
開
催 日 : 平成16年8月1日(日)
開催時間 : 午前10時〜午後4時15分
開催場所
: 隼人町農村環境改善センター
鹿児島県姶良郡隼人町内山田1丁目14番10号
電話0995−42−1911(隼人町役場近く)サミット出演者
特別講演 10時15分〜
森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授
シンポジウム13時30分〜
進
行 役
原田 泉 鹿児島大学法学部教授
指導助言 井上満郎 京都産業大学教授
パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授
小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事
角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
藤浪三千尋 隼人町教育委員会
《開催スケジュール》
ビデオ観賞「南の疾風・隼人」ダイジェスト
特別講演 森 浩一「隼人と日本文化」
隼人舞T 鹿児島せばる 休息 隼人舞U京田辺市
シンポジウム 13時30分〜15時50分
テーマT「日本神話の中の隼人」海幸・山幸などの神話、隼人と竹
テーマU「機内に移住した隼人」京田辺・阿田への移住、竹取物語
隼人舞V 鹿児島神宮 15時50分〜
《参加者略歴》
☆ 森 浩一 同志社大学名誉教授
1928年大阪市生れ 同志社大学文学部卒業。
専攻:日本考古学 日本文化史学
著書:『交錯の日本史』(朝日新聞)『日本神話の考古学』他多数
☆ 原口 泉 鹿児島大学法学部教授
著書:『鹿児島歴史散歩』他
☆ 井上 満郎 京都産業大学教授
京都大学卒業 大隅隼人の移住先に在住
専攻:日本史 考古学(日本古代史研究)
著書:『古代・中世の政治文化』『平安京』他多数
☆ 下野 敏見 元鹿児島大学教授
鹿児島県知覧町出身 鹿児島大学文理学部卒
62年、第一回柳田国男賞。90年「東シナ海文化圏の民族」で南日本出版文化賞。
著書:『隼人の国の民族史T・U』『南九州の伝統文化T・U』他多数
☆ 小泉 芳孝 京田辺市郷土史会理事
1947年京都府生れ 近畿大学法学部卒業・佛教大学文学部卒業
職歴:京都放送勤務
専攻:日本民俗学・郷土史・京都民俗学談話会会員 京都地名研究会常任理事
著書:『稲作民族の源流 日本・インドネシア』
投稿:『竹取物語』かぐや姫の里京田辺市
☆ 角田 博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
☆ 藤浪 三千尋 鹿児島県隼人町教育委員会
近々、このサミットの発言を記した立派な冊子が隼人町から発行されます。2005.05.22
京都地名研究会では、別紙のようなシンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」を開催しました。
古代天皇である継体天皇や地域に伝説が残っている神功皇后などについて日本の第一人者である堺女子短期大学の塚口義信学長や、この地域を研究している京都地名研究会員をパネリストとして専門の分野から報告して頂きました。今回のシンポジウムは、伝承だけではなく地域に実在していた物で歴史教科書をなどを書き変えなくてはならないのではないかと思われる内容でした。
開催日: 平成15年10月19日(日) 時 間: 午前10時〜16時30分
場 所: 京田辺市立中部住民センター メインホール(収容人員200人以上)
〒610−0311京都府京田辺市草内美泥22−2 0774−64−8810
来聴歓迎(事前申し込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収)
パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑斎藤幸雄 シンポジウムの司会 古川 章
内容
1.神功皇后伝説は、伝説でなく山城を本拠地にして居住していた。
2.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐之媛」は、日本最初の養蚕技術を持ち込んだところ。
3.継体天皇「筒城宮」は、息長氏(渡来人)の南山城と深い関係があり筒木に来た。
4.『竹取物語』のかぐや姫は、筒木を舞台にして書きあげられた。
5.山代の渡来人に関する地名について(酒・絹織物・鉄・発酵食品)がある。
6.山背(やましろ)は、平城京の背だけであったが、難波京からの背でもある。
主催:京都地名研究会
共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550
後援:京田辺市教育委員会、葛椏s新聞社、京田辺市観光協会、かぐや姫の里を考える会、
協賛:関西元気文化圏参加事業 (「関西から文化力 POWER OF CULTURE」ロゴマーク使用)
問合せ先
○京都地名研究会 代表理事
〒600-8429 京都府京都市下京区御供石町360
日本語語源研究所気付 吉田金彦
<シンポジウム> メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」
京都地名研究会では、別紙のようなシンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」を開催しました。
古代天皇である継体天皇や地域に伝説が残っている神功皇后などについて日本の第一人者である堺女子短期大学の塚口義信学長や、この地域を研究している京都地名研究会員をパネリストとして専門の分野から報告して頂きました。今回のシンポジウムは、伝承だけではなく地域に実在していた物で歴史教科書をなどを書き変えなくてはならないのではないかと思われる内容でした。
山城は古くから文化の栄えた所です。京都地名研究会では、南山城における『記紀』や『万葉集』などの古代地名や人名について、研究者をお招きして「秘められた南山城の地名を探る」を開催することとなりました。このシンポジウムにより南山城の古代地名を明らかにすることにより先進的な地域であったことがわかるのではないかと考えています。日本語と日本文化の起源を知るには、地名への関心が一つの大きな意味を持っています。文献の記録をもとに、土地の伝承に耳を傾け、南山城の古代地名を明らかにしたい。
開催日: 平成15年10月19日(日)
時 間: 午前10時〜16時30分
場 所: 京田辺市立中部住民センター メインホール(収容人員200人以上)
〒610−0311京都府京田辺市草内美泥22−2 0774−64−8810
<交通アクセス> JR片町線 新田辺駅・近鉄京都線 新田辺駅下車
1.近鉄バスターミナルより 京阪宇治又は奈良交通バス(約8分)「草内口」下車すぐ
草内行き8:30 9:00 9:30
2.JR新田辺駅より東へ徒歩約18分・近鉄新田辺駅より東へ徒歩約15分
3.自家用車の方は、国道307号線 山城大橋の東側(駐車場30台)
■来聴歓迎(事前申し込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収)
10:00〜 10:10 総合司会:地名研究会 糸井道浩 (入口でシンポの質問用紙配布)
開会あいさつ:主催 京都地名研究会常任理事
共催 京田辺市郷土史会会長
【基調講演】 10時10分〜12時30分
10:10〜11:20「神功皇后伝説のふる里を探る―南山城の“息長”の地名を手がかりとして―」
塚口義信 堺女子短期大学 学長 (日本古代史・文化人類学)
11:20〜11:25 休 憩
11:25〜12:05「竹取物語ゆかりの筒木について」
小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事 (日本民俗学 郷土史家)
12:05〜12:30 「南山城の神社と伝承について」
石田天祐 日本語語源研究会 潟Mルガメシュ(幻想創作家 相撲史研究家)
休憩12時30分から13時20分(昼食・シンポの質問用紙回収)
周辺食事出来る所少なく弁当持参して下さい。
【シンポジウム】 13時30分〜16時30分
テーマ「秘められた南山城の地名を探る」
冒頭コメント:
「つぎねふ山代と河内との関係」−地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える−
吉田金彦 日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授
予定パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑 斎藤幸雄
シンポジウムの司会 古川 章
シンポジウムの予定項目 途中の休憩でシンポの質問用紙回収
1.神功皇后伝説と“息長”一族それに継体天皇「筒城宮」
2.南山城の古墳(椿井大塚山古墳・佐紀古墳群・飯岡古墳群)
山代の古墳出土鏡と被葬者は? 三角縁神獣鏡 神人車馬画像鏡
3.『古事記』に記す山代の地名・人名・祭神
「かぐや姫と大筒木垂根王」「山代之大筒木真若王」「山代之荏名津比売」
「山代内臣」「山代大国之淵」「山代内臣之祖」
4.『竹取物語』にちなむ地名「山本驛」「筒城」「山崎」「甘南備山」「三室戸」など
5.山代の渡来人に関する地名について(酒・絹織物・鉄・発酵食品)
6.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐之媛」
7.山代・山背・山城、筒木・筒城・綴喜、山代川・和訶羅河・輪韓河・泉川(河)・木津川など
質疑・応答 16時15分から16時30分
京都地名研究会事務局 綱本逸雄から連絡事項の報告
閉会あいさつ:京都地名研究会から
懇親会:17時30分〜 事前申込者のみ
主催:京都地名研究会
共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550
後援:京田辺市教育委員会、葛椏s新聞社、京田辺市観光協会、かぐや姫の里を考える会、
協賛:関西元気文化圏参加事業 (「関西から文化力 POWER OF CULTURE」ロゴマーク使用)
問合せ先
○京都地名研究会事務局
〒617-0002 京都府向日市寺戸町二枚田12-46 綱本逸雄気付
Tel&Fax 075-933-5667 E−mail:nimaida@nifty.com
○日本語語源研究所
〒600-8429 京都府京都市下京区御供石町360
当会代表理事 吉田金彦(方)Tell&Fax 075-361-8812
○京都地名研究会HP http://chimei.hp.infoseek.co.jp/
HP担当 広報係 小泉芳孝
【基調講演の内容】
テーマ「神功皇后伝説る里を探る―南山城の“息長”の地名を手がかりとして―」塚口義信
古事記や日本書紀それに風土記などに記されている神功皇后伝説や息長氏、あるいは応神天皇や継体天皇などの古代天皇を研究している塚口義信氏から「古代山城南部の歴史」、特に「南山城の“息長”一族」についてお話ししていただく。塚口氏によると、神功皇后の系譜や伝承は、滋賀県坂田郡の息長氏が有力になる6世紀以前から山城南部の“息長”一族によって伝承されてきたものであり、この一族は息長帯比売の陵墓伝承のある、大和三大古墳群の一つとして有名な佐紀古墳群と深い関わりを有しているという。京田辺市にある普賢寺の山号は息長山であり、朱智神社の祭神「山代之大筒木真若王」(「山代」「筒木」に由来する名前)をはじめ神功皇后の系譜に山城南部の地名に由来する名が多く登場する。これは、山城南部の“息長”一族がこの伝承を語り伝えてきたからであり、6世紀初頭に継体天皇が筒城宮に来たのも、この一族と近江坂田郡の息長氏が継体を支援していたからである。
“息長”“綴喜”“高木”“綺田”などをはじめとする南山城の地名を手がかりに、神功・応神伝承の謎を解き明かすとともに、4〜6世紀における山城南部の政治集団とヤマト政権(畿内政権)との関わりについて考察していただく。
塚口氏紹介−堺女子短期大学 学長、文学博士。1946年大阪府生まれ。専攻:日本古代史・文化人類学。関西大学第一高等学校・第一中学校教諭、関西大学講師など歴任。主な著書『神功皇后伝説の研究』(創元社)『ヤマト王権の謎をとく』(学生社)『古代王朝をめぐる謎』(学生社)『三輪山の古代史』(学生社)『三輪山の神々』(学生社)『古代天皇のすべて』(新人物往来社)など。
テーマ 「竹取物語ゆかりの筒木について」 小泉芳孝
京田辺市に伝わる伝承や社寺の本源記、それに個人が持っている古文書を見ていると。実に古く神代の時代のことが多く書かれている。
これらの内容が何時の時代に、どのように、どういう意図を持って書かれたのか今まで解からなかった。ところが最近、堺女子短期大学の塚原義信学長の著書『やまと王権の謎をとく』などを読んだ時、今まで何となく目にして来た地元に伝わっている伝承や、古文書などに書かれていることが私の頭の中で繋がり、『古事記』に記す「山代之大筒木真若王」「大筒木垂根王」や、『日本書紀』に記す「筒木の韓人、名は奴理能美」「仁徳天皇の歌と磐之媛の答歌」それに、その後の出来事などが私の頭の中で具体的なイメージとして浮かび上がってきたのである。
それとともに最近、京田辺市郷土史会で取り組んでいる『竹取物語』かぐや姫の里“京田辺”の『古事記』垂仁記に記す「大筒木垂根王之女、迦具夜比売命」も架空の人物でなく「筒木」(筒城・綴喜)に居住していた人で、大筒木垂根王は筒木を舞台に活躍した実在の人物であったことがわかった。
また、延喜式内朱智神社の祭神や息長山普賢寺それに甘南備山、継体天皇の「筒城宮」などから、『竹取物語』ゆかりの筒木が山代地域において重要な位置を占めていることに気付いた。これらについて私なりの考えを述べてみたいと思います。
小泉氏紹介−京田辺市郷土史会理事、葛椏s放送勤務。1947年京都府生まれ。近畿大学法学部法律学科卒業、佛教大学文学部史学科卒業、専攻:日本民俗学・郷土史。京都民俗学談話会会員、京都府立山城郷土資料館友の会。主な著書『稲作民俗の源流−日本インドネシア』(文理閣)。主な投稿『竹取物語“かぐや姫の里”京田辺』京田辺市郷土史会編・『京都民俗』京都民俗学談話会会誌・『筒城』京田辺市郷土史会報など。
テーマ 「南山城の神社と伝承について」 石田天祐
私は、南山城に関する記紀神話や万葉集それに祭神など言語学の分野から迫ってみる。現代の山城における地名は、古代日本語・やまとことば・中国語・古代朝鮮語・満州語などあらゆる分野の言語から分析しないと解明できない。各地の地名や人名それに祭神などについては、派生語や母音交替形・同音同義などから言語や語根を解読していかなければならない。
それらの中から南山城における各種神社の伝承について地名や祭神がどのようにかかわっていたのかお話しする。特に継体天皇や仁徳天皇と渡来人との関係や、歴史上は神話とされている神社の祭神など言語学から見た南山城の歴史を述べる。この地域は、歴史上かなり古くから栄えていたところであり一般の歴史書には記されていない。しかしここには古くから南方や中国大陸それに朝鮮半島から渡来人が住み着き神功皇后や息長足姫に関係する地名や伝承が残っている。
石田氏紹介−潟Mルガメシュ代表。1943年静岡県生まれ。京都大学文学部言語学科卒業、同大学院修士課程終了。相撲史研究家・幻想創作家。日本語源研究会・総合文芸誌「まほろば」編集長。著書『イグドラシルの言語学 −やまとことばの源流を尋ねて』『義留我明主の言語学 −続やまとことばの源流を尋ねて』(ギルガメシュ出版)・『忽然の人』(ギルガメシュ出版)・『マルドゥクの怒り』(ギルガメシュ出版)・小説集『風と馬と』(現代企画室)など。
【シンポジウム冒頭コメント】
テーマ「つぎねふ山代と河内との関係」−地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える− 吉田金彦
市域の地名を調べて山代と山背の国名の由来を知り、奈良のほかに河内との関係が深いことを考えた。
そして枕詞ツギネフの意味も地名山代・山背の意味に即して決定することができる。伝承時代である仁徳天皇は、淀川・木津川を経て筒城入りした。また継体天皇は、河内の国から山越えで山背にやってこられた。それらは地名で推理することができるのである。
吉田氏紹介−日本語語源研究会代表、京都地名研究会代表理事。1923年香川県生まれ。京都大学文学部卒業。専攻:国語国文学。京都府立女子短大教授、大阪外国語大学教授、姫路独協大学名誉教授。著書:『日本語語源学の方法』(大修館)、『古代日本語をさぐる』(角川書店)、『古代日本語を歩く』(弘文堂)、『京都滋賀 古代地名を歩く』T・U(京都新聞社)、「ことばのカルテ」(創拓社)、「埋もれた万葉の地名」(東京堂)など。
パネリスト 「流域をめぐる史跡・伝承」 斎藤幸雄
木津川をめぐる歴史や文学(古代〜近代)にこだわり、ロマンを求めてその伝承や史跡を探訪してきた。そういう中で多くの「南山城逃避行」現象を見いだした(古代より近世の徳川家康・熊沢蕃山にいたる)。磐之媛などもその一人である。市辺押磐皇子の遺児顕宗・仁賢天皇もそうだが、継体天皇もその視点で見ると面白いのではと思ったりしている。
また古伝承を、「水」を視点にしてとらえてみるのもその謎を探るうえで面白い。田辺の神功皇后不違池伝説、精華町の船長伝説、山代大国之淵の娘綺戸辺にまつわる亀石伝説、武埴安彦・忍熊王・莵道稚郎子等々。その背後に水系氏族の息長氏・和珥氏が介在、葛城氏や丹波の氏族もかかわる。
専門研究家ではないので、南山城の歴史ロマンを楽しむ立場からシンポシウムに参加できたらと思っている。
斎藤氏紹介−緑と教育と文化財を守る会(城陽市)副会長、枚方文学の会会員、1937年旧満州国生まれ。京都教育大学第二社会学科卒業、大阪府公立中学・高校に在職した。専攻:日本中世史(平家物語)、著書:『木津川歴史散歩』(かもがわ選書)、『続・木津川歴史散歩』(かもがわ選書)、『やましろ歴史探訪』(かもがわ出版)。枚方文学の会会誌『法螺』に「木津川歴史散歩」を連載(今は宇治川に視点を移している)。また古典文学を読む三つのサークルに所属し、平家物語や太平記を読み続けている。
シンポジウムの司会 古川 章
洛南艸舎文庫『洛南艸舎手づくり消息』を主宰し、第43号を数える。京田辺市役所で37年勤務し、今まで『京都府田辺町史』『田辺町郷土史社寺編』『田辺町近代誌』『田辺町近世近代資料集』の刊行。京田辺市郷土史会の『筒城』などの編纂や事務局を担当した。
今回シンポジウムの司会を担当することになり郷土史の素晴らしい歴史を各分野の専門の先生方や郷土史家の方たちと共に研究できることを嬉しく思っている。
「新しい視点と展開に期待」
南山城地方は、近畿の中心地であり、加えて関西学術研究都市として20世紀は脚光を浴びた。そのため開発も著しく進み、考古学の分野や市町村史誌の刊行による古文書類の発掘なども進んだ。しかし、21世紀は、大陸からの渡来人の足跡など、黒潮文化の解明を深めなければならないと思われる。こうしたとき「秘められた南山城の地名を探る」は、自宣を得たテーマといえる。
バネラーの諸先生方の新しい視点として南山城のこれまでの南北軸文化に加えて、東西軸文化の幕開けにふさわしいシンポジウムであろう。
古川氏紹介−洛南艸舎文庫主宰。1937年京都府生まれ。立命館大学文学部卒業、専攻:日本文学。歌人・エッセイスト。主な著書『田辺郷土史なんやかんや』『南やましろの綴喜』共書、『京のかくれ話』(同朋舎)
別冊1号(京都地名研究会) シンポジウム 「秘められた南山城の地名を探る」 平成15年10月 1日印刷 平成15年10月10日発行 発行 京都地名研究会 編集 京都地名研究会常任理事 小泉芳孝 編集協力 京田辺市郷土史会 |
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当日配布した冊子のないようです。140ページにも登る貴重な資料です。
別冊1号(京都地名研究会)
シンポジウム
「秘められた南山城の地名を探る」
編集・発行:京都地名研究会
Kyoto Circle Toponymy
編集協力:京田辺市郷土史会
編集後記
京都地名研究会の第6回例会は、特別企画による公開シンポジウム「秘められた南山城の地名を探る」を京田辺市で開催されることになりました。今回のシンポジウムは、南山城の歴史の謎に迫るべく南山城スペシャルとして神功皇后や継体天皇などの研究者として最先端を走っておられる堺女子短期大学の塚口義信学長やこの地域を研究しておられる京都地名研究会員をパネリストとしておこし頂きそれぞれ専門の分野から報告して頂くことになりました。
南山城には、かなり古くから渡来人によって先進的な文化が伝わり栄えたといわれています。特に筒木の原や普賢寺谷では、神功皇后や仁徳天皇それに継体天皇などが居住していたといわれ、記紀などに明記されています。また、今まで神話と言われていた大筒木垂根王や大筒木真若王それに迦邇米雷王などの時代においては、平安時代に作られた『竹取物語』に「迦具夜比売命(かぐや姫)」がいて実在の皇后であるなど最近興味ある発表が地元の郷土史会から報告されています。
この冊子は、メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」における基調講演とシンポジウムのレジュメ及び資料として作成いたしました。編集担当者としては、当初レジュメのつもりで取りかかったのですが、先生方の熱意により沢山の貴重な資料をご提供いただき立派な冊子(別冊1号)に仕上げることが出来ました。各先生方のご協力により貴重な研究資料を提供して頂きましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。
この冊子が南山城地域における歴史解明の為の資料として役立てることが出来れば幸いです。
■冊子の販売について
この冊子は、メインテーマ「秘められた南山城の
地名を探る」における基調講演とシンポジウムのレ
ジュメ及び資料(A4サイズ 134ページ)として
作成いたしました。編集担当者としては、当初レジ
ュメのつもりで取りかかったのですが、先生方の熱
意により沢山の貴重な資料をご提供いただきました
ので別冊1号として仕上げることにしました。各先
生方のご協力により貴重な研究資料を提供して頂き
ましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。
この冊子が南山城地域における歴史解明の為の資
料として役立てることが出来れば幸いです。
なお、この冊子の作成にあたっては、編集者個人
の費用で作成しました。
このため書店では販売されていません。このたび
この冊子をほしいという方が多数ありましたので、
郵便振された方にのみ残部を郵送で特別にお送りす
ることにしました。
この冊子は、関係者の間で3000円の価値があ
ると言われています。また、この分野を研究されて
いる方にとっては、9000円の価値があるとも言
われています。
申し訳ありませんが、残部わずかです。先着順とさせて
頂きますので下記をお読みになってお手続き下さい。
タイトル 別冊<シンポジウム>「秘められた南山城の地名を探る」
発行 平成15年10月19日
■上記のシンポジウム資料(レジュメ兼資料)を、
一冊2000円(本代+郵送料+封筒込み)にて残部をお送りすることにしました。ただし
メールで事前に希望された方のみ1300円(本代+郵送料+封筒込み)にて残部をお送り
することに致します。
E−mail koi@catnip.freemail.ne.jpでお申込下さると共に下記の郵便振込 講座番号に
お送りくださった方には、特別割引の1300円でお送りさせて頂きます。
==== 切取り線 ============ 切取り線 ====
E−mailでのお申込。先着順です、売り切れの時はお許し下さい。
名 前
郵便番号
住 所
電話番号 FAX番号
Eーmail
メールで事前希望者のみ、一冊2000円のところを特別割引1300円(本代+
郵送料+封筒込み)でお送りいたします。下記の郵便振込 講座番号へお送りください。
『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389
加入社名 小泉芳孝
通信欄 別冊 シンポ資料冊子 希望
なお発送は、上記が当方に到着しだい発送させて頂きます。
『京都新聞』”京田辺はかぐや姫の里”京田辺市郷土史会が『竹取物語冊子』発行」
『京都新聞』”かぐや姫の里” 郷土史会がシンポ
『竹取物語語』シンポシウム(その5)へ
『竹取物語語』の出生をめぐる物語(その4)へ
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺” (その1)へ
『竹取物語』”かぐや姫サミット” (その2)へ
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺” (その3)へ
「かぐや姫の里」ビデオ動画講座
発行者:京田辺市郷土史会 文化部会「かぐや姫の里を考える会」
発行責任者:理事 小泉芳孝(日本民俗学・郷土史研究家) kyoto japan
竹取翁博物館場所:〒610-0313京都府京田辺市三山木直田10 代表者小泉芳孝
JR片町線「JR三山木駅」東へ徒歩3分 近鉄京都線「三山木駅」東へ徒歩2分
Mail koiy@leto.eonet.ne.jp
TEL・FAX 0774-62-2522 携帯
090−6961−9391 HP http://taketori.koiyk.com/
ここに掲載の写真および記事の無断転載を禁じます。yk
更新2012年2月29日
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